

Helping everyone to be able to understand all the sports

シモン・ヴァン・デ・フラートさん(ハル大学※)
※「SPORTS CHANGE MAKERS」開始時の情報です。
SPORTS CHANGE MAKERS欧州代表に選ばれたのはボブ・ヴァン・デル・ホーストさん、ゼラ・ダファウス・ブソさん、シモン・ヴァン・デ・フラートさんのチーム。彼らはそれぞれ異なる出身で、ボブさんとシモンさんはオランダから、ゼラさんはスペインからイギリスのハル大学に留学していた。また、シモンさんはコンピューターサイエンス学部、ゼラさんはスポーツ&ヘルスサイエンス学科、ボブさんは人文学科という、それぞれ全く異なる学問を学んできたことも欧州チームの特徴だ。
今回のアイデアの元となったのは3人でスポーツ中継を観ていた時のこと。ゼラさんは柔道に詳しいが、ボブさんとシモンさんはルールを知らなかった。ゼラさんがルールを教えながら観ていると、最初は興味がなさそうだった2人がすっかりそのスポーツに熱中していたのだ。

Idea
“REFEREE TRANSLATOR”


Barrier
視聴者・観客の競技の理解不足
Target
デジタルやストリーミングでの
スポーツ観戦者
(ルールの知識が乏しいため
楽しめない人)
Solution
モーションセンサーを使い、
レフリーのアクションを
リアルタイムで翻訳するアプリ
Presentation Movie
Prototype
欧州代表はパナソニックの技術サポートのもと、アイデアのプロトタイプを製作した。審判が装着したモーションセンサーで競技の状況を検知し、自動的にジェスチャーの意味を翻訳するアプリケーションだ。ユーザー自身が審判になって遊ぶことができるゲーム機能なども搭載し、楽しみながらその競技を理解できる仕掛けも施されている。

Prototype
欧州代表はパナソニックの技術サポートのもと、アイデアのプロトタイプを製作した。審判が装着したモーションセンサーで競技の状況を検知し、自動的にジェスチャーの意味を翻訳するアプリケーションだ。ユーザー自身が審判になって遊ぶことができるゲーム機能なども搭載し、楽しみながらその競技を理解できる仕掛けも施されている。

From Advisors
全世界へ生配信されたファイナルプレゼンテーションでは、多様な視点を持つアドバイザーと議論しながらアイデアを磨いていった。
Epilogue
このプログラムを知った時、二度とないチャンスだと思い3人で一晩中話し合いました。そして最高のアイデアを思い付いた。
パリでの欧州代表選を勝ち抜き、ファイナルプレゼンに向けて3人で集中して開発に取り組み、順調に思えていました。しかし、新型コロナウイルス感染症拡大の影響によって大学から私たち留学生に帰国指示が出てしまった。この先どうやって3人でつくり上げたらよいかと苦しみました。でも、質は落としたくなかった。諦めたくなかった。だからオンラインで各国から毎日のように話し合いを続けました。
そんな中で気づいたことは、自分たちには可能性があるということです。SPORTS CHANGE MAKERSは自分に自信を与えてくれ、夢を追いかけさせてくれ、背中を強く押してくれました。このプログラムへの参加を少しでも考えている人は、絶対にやるべきです。多くの努力が必要ですが、きっと素晴らしい結果が生まれ、やりがいのあるものになるでしょう。世界中のたくさんの人に出会うことができ、自分と同じ意欲がある人たちの話を聞くこともできます。SPORTS CHANGE MAKERSは、人として成長できる最高の場です。
I keep working what I want because it's possible,
it's there.
私は自分がやりたいことをやり続けます。なぜならそれが可能だからです。
欧州代表 ゼラ・ダファウス・ブソさん
