パナソニックのグローバル総合情報受発信拠点である、パナソニックセンター東京では、2021年7月20日から12月26日(日曜日)まで、東京2020をテーマにスポーツを楽しむファンとPassionでつながる特別展示を行っています。
次世代と学ぶ未来への発信地
2016年からオリンピック・パラリンピックのムーブメント活動を本格的にスタートし、「スポーツ」「文化」「教育」をテーマに様々な活動を展開してまいりました。なかでもオリンピック・パラリンピック教育コーナー「Active Learning Camp」では、地元江東区の教育委員会との連携により、小学校の授業としても活用して頂き「平和」「選手村」「マスコット」などをテーマとしたワークショップで学びの場を提供してきました。
大会期間中には、2F・3Fのキッズ・次世代向け教育支援施設で「平和」をテーマとした工作を行うなど、全館での盛り上げを図りました。
また、数々のオリンピック・パラリンピック公認のアクティベーションを学生と共に開催しました。そのテーマは多岐にわたり、スポーツを通じて学ぶ「相互理解」「ジェンダー」「STEAM教育」「復興」など。若者たちと共に学び、共に発信をしてきました。
東京2020大会の特別展示
オリンピック・パラリンピックの競技会場も多く位置する有明にある、パナソニックセンター東京では、当初東京2020に向けて、全面リニューアルを検討していましたが、コロナ禍でも安心して楽しんでもらえる展示への変更や、当初の予定よりもかなり来場者を制限しての実施となりました。周りのスポンサー企業のパビリオンも次々と中止する中、それでも展示を通じて元気を届けたいという思いで、実施の決断をしました。
そんな東京2020の特別展示は主に3つのエリアで構成されています。スポーツエリアでは、スポーツが持つ魅力や可能性の体験を、カルチャーエリアでは、日本独特の美意識が生み出す世界観やサブカルチャーの体験を、そして、教育エリアでは、「相互理解」「環境」「たすけあい」「技術」などをテーマに様々な学びを体験できます。
また、今回大会に向けて新たに検討した360°映像体験コーナー『immersion』では、パナソニックのプロジェクターやRAMSA(音響)を活用し、これまでにない没入感ある体験をお楽しみ頂けます。コロナ禍でも安心して体験できるパーソナル空間で、日本の美しさや頑張るアスリート、世界の平和をテーマにしたコンテンツを展開しています。また、カテゴリー展示エリアでは、大会をサポートした機器などもご紹介しています。
大会を支える機器を紹介するカテゴリー展示エリア
特別展示に込めた想い
ショウケーシングの担当者に今回の特別展示やこれまでの活動について想いを聞きました。
「今後もオリンピック・パラリンピックのレガシーとして、SDGsでうたわれる持続可能な社会の実現、ダイバーシティー&インクルージョンなどの幅広いトピックを取り上げていくことで、若者たちが自由にパナソニックセンター東京を活用し、知識や意識を高められる場として存在し続けたいです。そして、そこに我々のテクノロジーを掛け合わせることで、これまで経験したことのない社会を共に想像し、共に創造していきたいと考えています。
2015年からActive Learning Campや様々なイベントを通して多くの若者たちとともに学びを深めてきました。プログラム開始当初に出会った小学生も今はもう立派な高校生です。彼らとのつながりは今でも続いており、一緒に活動を盛り上げてくれたり、パナソニックセンター東京で学んだことが彼らの中にも活きた経験として残っているという話を聞いたりすると、本当に嬉しいですね。」
「パナソニックの創業者である松下幸之助の言葉に”ものを作る前に人をつくる”という言葉があります。パナソニックは製品やソリューションなどモノを作る会社ですが、その大前提として社会にお役立ちできる”人”を育てる、ということを会社の理念として掲げています。子供たちの未来は無限です。しかし、今後社会に出ていくにつれて直面する課題や環境の変化に柔軟に対応していくスキルを身に着けていかなければいけません。こうした活動を通して少しでもそのお役立ちが出来ればと思っています。」
多くの人々に情熱を灯した、東京2020大会をテーマにした特別展示。大会が閉幕した後も、12月26日(日曜日)まで全ての展示エリアが体験いただけます。 パナソニックセンター東京のホームページからもオンラインで展示を体験することができますので、この機会にぜひお立ち寄りください。