Special Interview

上田桃子選手 HSBC女子世界選手権プレー写真 ©IMG SINGPORE 上田桃子選手 HSBC女子世界選手権プレー写真 ©IMG SINGPORE
上田桃子選手 HSBC女子世界選手権プレー写真 ©IMG SINGPORE
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上田桃子選手 HSBC女子世界選手権プレー写真 上田桃子選手 HSBC女子世界選手権プレー写真

—昨季本大会で優勝しHSBC女子世界選手権出場が決まった時の気持ちはいかがでしたか?

率直にうれしかったですね。海外ツアーにチャレンジできる機会は多くはないですし、コースの難しさなど理解していたので、そのような大会に出場できるということを非常にうれしく思いました。

—出場されてみてどうでしたか?

出場して良かったと思います。今シーズンはメジャーでの優勝を目標にしている中、HSBC女子世界選手権に出場できたことは、今シーズンのゴルフに繋がる経験ができたと感謝しています。
(海外ツアーは)映像で見るものと、実際に出場して感じるものとは全く異なるものです。世界のトップクラスの選手の中での自分の位置を感じられ、彼らの技術はもちろん、一打に対する集中力を目の当たりにして感じることも沢山ありました。
自分が同じシチュエーションになった時、どういう様(さま)でいれば良いのか参考になった大会でしたね。

—その様(さま)というのは具体的にはどのようなものですか?

この選手をもっと見たいって思わせるような練習の仕方や質、歩いている姿ですね。(海外のトップ選手は)その辺りが違うように思えて、“勝つべくして勝っている”という印象です。以前宮里藍さんのプレーを見て、彼女の立ち振る舞いそのものを見ていたいなと感じたのですが、スコアだけでは分からないそのような部分を感じられたことは収穫だったと思います。

—海外ツアーでしか得られないものがあるのですね。

そうですね。でも、大事なことはここからのゴルフに対するり組み方だと思います。自分自身を考えれば、そのような経験を後輩たちに伝えたり、実際のプレーで「(上田プロは)変わった」と感じていただけるよう頑張りたいと思います。海外でプレーして得たことを私がアウトプットすることで、周囲にも刺激を与えられれば良いですね。

—世界にチャレンジする機会が与えられることは若手選手にとって特別な機会となりますか?

はい。まだ海外での経験がない選手は不安も大きいと思いますが、やはり新しい扉を開けることは、知らないことを知ることができる良い機会です。ゴルフはもちろん、それ以外の世界観も変わるかも知れません。本大会のように、世界に繋がる扉を用意してくれている大会は有難いと思いますし、JLPGAツアー選手も世界にどんどんチャレンジすると良いと思います。本大会のように海外に繋がるトーナメントにはトライし続けて欲しいですし、ここできっかけを掴むことで、さらに強くなると思います。

—今年のパナソニックオープンレディースへの意気込みは?

私もまた世界でプレーしたいので負けるわけには行きません!
このチャンスを再び頂けるよう、優勝目指して頑張りたいと思います。

alt:HSBC女子世界選手権会場写真 Panasonic ©IMG SINGPORE alt:HSBC女子世界選手権会場写真 Panasonic ©IMG SINGPORE