タイのパナソニックグループは、FD Green (Thailand) Co., Ltd.と協力し、現地コミュニティの森林再生を目指す「パナソニックケアーズ & FD Green」イニシアチブを展開しています。「パナソニックケアーズ」プロジェクトのもとで行われる、このCSRキャンペーンでは、コーンケーン県ナムフォン区ムアンワン小区の自治体コミュニティに公共の緑地空間を整備することを目標に、570本を超えるラチャプルックの木(クーンの木)を植樹し、土壌改良剤SuperAshを提供しています。

タイのパナソニックグループの伊藤秀和CEOは、「パナソニックケアーズ」は、「人と社会と地球の幸福のために」をテーマにした企業の社会的責任プロジェクトの成功例だと語っています。 このプロジェクトは、個人、社会、そして地球上のあらゆる生命の健康と幸福、安全、快適さに重点を置いた、持続可能なビジネス慣習へのパナソニックの取り組みを反映するものです。このイニシアチブでは、コーンケーン県をはじめ、LED電球や医療機器を病院に寄贈するなどの活動を通じて、地域社会の生活の質が著しく向上しました。これらの取り組みは、地域で医療に従事する人々が円滑に仕事を進めるのに役立っています。また、このキャンペーンの一環として行われたマラソンでは、収益がラマティボディ財団に寄付され、医療費を支払う余裕のないラマティボディ病院の患者さんたちが質の高い医療を受ける助けになりました。今回、パナソニックは、味の素関連商品の開発企業であり、プロジェクトと同じ環境上のビジョンを共有するFD Green (Thailand) Co., Ltd.との連携を立ち上げました。このプロジェクトは、持続可能性、社会貢献、製造工程から発生する産出物の管理を通じたゼロ排出への取り組みに重点を置くことにより、リユースの可能性と環境との調和を図っていこうというものです。このパートナーシップにより、コーンケーン県ナムフォン区のムアンワン小区において、公共の利益に資する緑地空間の整備を目指す「パナソニックケア & FD Green」キャンペーンがスタートしました。

この植林活動の一環として、伊藤秀和CEOは、コーンケーン県の県木とされているラチャプルックの木(クーンの木)を570本以上寄贈しました。この数は、11月25日に開催されたPanasonic Hero Run for Charity 2023で、ランナーが10km走るごとに1本に換算し、算出したものです。タイのパナソニックグループの社員とその家族、パートナー、パナソニックの奨学生ら、合計で1,400人の参加者の協力により、全員で5,700キロ以上の距離を走りました。

一方で、FD Green (Thailand) Co., Ltd.の石川浩平社長は、土壌材料のSuperAsh 500㎏を支援し、次のように語りました。「『パナソニックケア』プロジェクトの一員として、土壌を育て、樹木への栄養を強化するSuperAshを寄贈できることを大変嬉しく思っています。目標は、パナソニックの工場周辺に住む村の人々のためになるよう、植林を継続することです。当社は、味の素グループの世界全体での環境汚染ゼロ方針に沿って、製品の品質、安全性、環境への配慮を優先事項とする環境方針を堅持しています」。

今回の寄贈では、ナムフォン区長のチンナコーン・ケンコン氏に加え、ムアンワン小区長のファノム・イェンサバイ氏、タイ投資委員会(BOI)第3地域投資経済センター長(コーンケーン)のバニパ・ピプチャヤシット氏が、パナソニックグループのタイ本社およびパナソニック マニュファクチャリング タイ(株)コーンケーン支店の役員や従業員とともに、ラチャプルックの木の寄贈と植樹に参加しました。一同は、行政区の長や村長らとともに、コーンケーン県ナムフォン区ムアンワン小区の自治体コミュニティで、2キロメートル以上にわたって沿道に木を植えました。