1年生、2年生ら計10人がワークショップに参加。井手さんが用意したプリント資料をもとに、映像制作のノウハウを学びます。ひとつの作品ができるまでの行程を確認し、「限られた時間を上手に使うことがいい作品づくりの第一歩」との井手さんのアドバイスを肝に銘じた生徒たち。真剣な表情です。


映像制作は、監督(ディレクター)、シナリオ、レポーター、役者、制作進行といった構成班と、カメラマン、音声、照明といった撮影班に分かれます。メンバーそれぞれが役割をしっかりと自覚して動くこと、そしてなによりチームワークが大切です。


構成班:どんな映像をつくりたいのかを決めたら、それを形にするためのアイデアを書き出し、構成(あらすじ、脚本、絵コンテ)します。
撮影班:まずはカメラの扱い方を習得。基本的な操作をはじめ、アングルの違いによる映像効果を実践。音声とのバランスもレッスンします。


合同練習(撮影)スタート。構成班が設定したシナリオ、絵コンテをもとに役者が動き、それを撮影班が撮影します。思い通りの"絵"を撮るには、各自が役割を全うすることとチームワークが重要です。


井手さんが編集した映像を全員でチェック。想像以上の出来映えに一同満足。上達のコツは「とにかく撮影することと、編集の"間"です」と井手さん。






音楽室で待っていてくれたのは、5年生と6年生の有志8名です。みなさん、ビデオ制作はもちろん初体験ですが、「入賞したい!」という大きな目標を持っています。さっそく、KWN事務局のスタッフがレクチャーを開始。ビデオ制作における基礎知識をまとめたオリジナルの教材を使って、ビデオをつくる目的やテーマについてを話し合いながら進行します。


何をテーマに映像をつくるのか?が決まったら、それぞれの役割分担を話し合います。ビデオ制作には全体を指揮しまとめる「監督」、実際に撮影をする「カメラマン」、そして「出演者」、音や声を拾う「音声」などさまざまな役割が必要となります。初体験ということもあって、皆がすべての役割をひと通り経験することにしました。


いよいよ実践です。今回は、ひとりひとりの自己紹介PRを撮影することに。はじめに覚えることはカメラの扱い方。大事なものですから機材の受け渡しには声を掛け合うことや、なぜ三脚が必要なのか、出演者の目の髙さにカメラを設置する、マイクとの距離など基本操作をマスターします。


撮影映像に一喜一憂する子どもたち。ですが、「ちょっとツマラナイ……」という意見がチラホラ。
それは一定の距離で撮影していると、画面に緩急がつかず平坦な印象になるとスタッフに教えられ、クローズアップを活かした撮影に再挑戦!


「いつも以上に飲み込みのいい生徒さんだったので、実践講習がより進みました」とスタッフが感嘆するほど、積極的に取り組んでくれたみなさん。
基本操作を復習して、入賞を目指すとのこと!

