新規助成
助成事業名 |
個人の多様性を活かした新たなプロボノモデルを築くための組織強化に向けた組織診断 |
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団体名 |
認定特定非営利活動法人 AfriMedico |
代表者 |
町井 恵理(代表理事) |
【推薦理由】
本団体は、“Medicine for the last mile”をスローガンに、「医療を通じて、アフリカと日本をつなぎ、健康と笑顔を届ける」というミッションのもとに活動。「置き薬」という日本で300年以上前に始まった薬の販売方法を用いて、タンザニアの村の人びとの声に耳を傾けながら、いつでも安心して薬にアクセスできる仕組みを作ってきた。専門性をもった多くのボランティアがメインで運営に携わるという形をとっている。また、その活動は、タンザニアの人たちが薬にアクセスできる仕組みづくりだけでなく、薬の正しい使い方や病気を未然に防ぐことを学べる啓発活動も大きな割合を占めている。さらに、アフリカの医療の状況を日本の人々に広く知ってもらえるように、日本国内でも積極的にアウトリーチしている。
ユニークな運営方法に支えられるこの団体は、設立10年を節目として、未来像を描き、引き続きユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)達成に貢献するために、組織診断に臨む。安定して薬が供給できるようになるということは、医療アクセスが行き届かないタンザニアの村の人たちが健康を維持でき、「笑顔を届ける」というミッションが実現できるということ。「奥地に住んでいるから病院に行って薬を手に入れることができない」「薬の値段が高いから入手困難」という人をなくすために、今回の組織診断が、AfriMedicoのアフリカと日本における取り組みを継続し、さらに強化していくきっかけになることを期待したい。
団体概要
- 設立(開設)年
2014年設立(法人格取得:2015年、認定取得:2019年) - 主な活動
- 置き薬事業:日本発祥の置き薬事業の普及による住民のセルフメディケーションの促進・啓発
- 医療教育事業:医療教育冊子等の提供を通じた、薬の正しい使い方や病気の予防・治療方法の教育提供
- 研究事業:タンザニアのムヒンビリ国立大学との共同研究による医療環境調査
- 広報事業:アフリカの医療環境を日本に伝える啓蒙活動
- 主な活動地域
タンザニア - 主な受益者・数
タンザニア870人 - 国内の事務局職員数(うち、有給数)
28人(0人) - 現地職員数(うち、有給数)
25人(25人) - 会員数
正会員40人・4団体 - ボランティア数・寄付件数
ボランティア1人、寄付114件 - 財政規模
240万円(2024年予算)
297万円(2023年決算)
610万円(2022年決算)
※円グラフは、2023年度の収入内訳
- ホームページ
- 団体が取り組むSDGsのゴール
継続助成
2年目
助成事業名 |
持続可能な活動を支える組織基盤となるための“関係性のデザイン”と“コミュニケーションマネジメントの強化” |
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団体名 |
特定非営利活動法人 earth tree |
代表者 |
加藤 大地(理事長) |
【推薦理由】
本団体は、カンボジア農村地域をはじめ支援を必要とする国・地域に対し、安定した就労支援と職業訓練・子どもたちの教育に取り組む。2009年から、カンボジア国内で14校の学校建設に携わり、子ども達の可能性の幅を広げるとともに、建設スタッフなど現地の雇用にも取り組んできた。近年では環境に配慮した「竹」を使った複合施設「earth treeビレッジ」を建設し、子どもたちが学べる場所と大人の働く場所を作り生活向上に貢献してきた。これらの取り組みはカンボジア政府や学校から高い評価を受けている。
助成1年目の組織診断で抽出された、団体の強みである「豊かなステークホルダーとのつながり」を最大限に活かしながら “関係性のデザインと“コミュニティマネジメントの強化”を核に、ミッション・ビジョンの再言語化とそれらの発信など、内部と外部へのコミュニケーション戦略、ファンドレイジング戦略を策定し、施策を実行していく。具体的には、ユニークなオフライン活動「旅講演/キャラバン」等での新しいつながりを、独自性の高いコミュニケーションの仕組みとして確立することで、継続的な関わりによる関係性の深化やファンドレイジングにつなげ、コミュニティづくりや寄付の拡大を目指す。
子ども達に学べる環境をつくり、大人にも働ける環境をつくる。そしてその環境を環境負荷の低い自然由来の「竹」を活用することで地球にも優しい未来を目指す取り組みが、カンボジアのみならず他の国へも広がっていくことを期待したい。
団体概要
- 設立(開設)年
2018年設立(法人格取得:2022年) - 主な活動
- 施設の未整備な地域における学校を中心とした建設事業
- 職業能力の開発または雇用機会の拡充を支援する事業
- 経済活動の活性化を図る事業
- 国内の市民に国際協力活動や発展途上国の現状を広く理解してもらうための広報事業
- 主な活動地域
カンボジア王国シェムリアップ州 - 主な受益者・数
カンボジア王国シェムリアップ州1,700人 - 国内の事務局職員数(うち、有給数)
2人(2人) - 現地職員数(うち、有給数)
32人(32人) - 会員数
正会員11人、その他会員100人 - ボランティア数・寄付件数
ボランティア20人、寄付87件 - 財政規模
2,505万円(2024年予算)
2,200万円(2023年決算)
3,290万円(2022年決算)
※円グラフは、2023年度の収入内訳
- ホームページ
- 団体が取り組むSDGsのゴール
助成事業名 |
DAO(分散型自立組織)を活用した新たなコミュニティ創出とファンドレイジング |
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団体名 |
特定非営利活動法人 エイズ孤児支援NGO・PLAS |
代表者 |
門田 瑠衣子(代表理事) |
【推薦理由】
本団体は、「取り残された子どもたちが前向きに生きられる社会を目指す」ことをビジョンに掲げ、特にウガンダとケニアの貧困家庭の生計向上と子どもの就学率改善について、地域社会を巻き込みながら解決に向けて取り組んできた。具体的には、シングルマザーの生計向上支援、エイズ孤児と保護者のライフプランニング支援、子どもや若者の望まない妊娠を防ぐための性と生殖に関する健康と権利(SRHR)の諸事業に取り組んでいる。
助成1年目は、新たな関心層や支援者層を取り組むために、海外のNGOが取り入れ始めているweb3の技術のひとつである「DAO(Decentralized Autonomous Organization 分散型自律組織)」の手法を取り入れ、トークンプラットフォームFiNANCiE内に「PLASDAO」を開設し、5,500名を超える参加者を得た。「PLASDAO」内のコミュニティでさまざまな企画を行うことで、参加者間の双方向の対話の場も生まれ、継続的な支援が見込まれている。
助成2年目の組織基盤強化として、この「PLASDAO」を通したファンドレイジングの強化、DAOの本来的な機能である分散型ガバナンスの試行、「PLASDAO」への企業参加、連携の促進に取り組む。DAOをはじめ、web3の技術を取り入れている国内のNGOはまだ少ない。先進事例としてこの知見・経験が他団体にも裨益するような取り組みとなることを期待したい。
団体概要
- 設立(開設)年
2005年設立(法人格取得:2013年) - 主な活動
- エイズ孤児を抱える貧困家庭の生計向上とキャリアプランニング支援事業(FLOWER)
- エイズ孤児を抱える貧困家庭の養鶏による生計向上とキャリアプランニング支援事業
- HIV陽性者家庭の生計向上・栄養改善のための在来種野菜栽培支援事業
- 子ども・若者の望まない妊娠を防ぐためのピアエデュケーター育成事業(SRHR)
- 主な活動地域
ケニア共和国ホマベイ郡ビタ準区
ウガンダ共和国ジンジャ県、ムコノ県 - 主な受益者・数
ケニア共和国ホマベイ郡ビタ準区65家庭/子ども260人、ウガンダ共和国ジンジャ県20家庭/子ども48人、ウガンダ共和国ムコノ県20家庭/子ども60人 - 国内の事務局職員数(うち、有給数)
17人(7人) - 現地職員数(うち、有給数)
1人(1人) - 会員数
正会員14人・1団体 - ボランティア数・寄付件数
ボランティア15人、寄付6,484件 - 財政規模
3,906万円(2024年予算)
4,339万円(2023年決算)
4,015万円(2022年決算)
※円グラフは、2023年度の収入内訳
- ホームページ
- 団体が取り組むSDGsのゴール