海外助成 2025年募集事業 応募状況・応募傾向
新興国・途上国内など、支援を必要としている国・地域で、貧困の解消、または貧困と関連のある問題の解決に向けて取り組むNGOの組織基盤強化を応援する「海外助成」では、新規助成への応募件数17件の中から4件、継続助成への応募件数5件の中から3件、助成総額1,150万円が助成対象事業として選ばれました。
<助成の対象となる団体>
新興国・途上国など支援を必要としている国・地域での貧困の解消を目指して他のステークホルダーと協働し、同国・地域の人びとがその生活の中で直面する様々な権利(世界人権宣言で保障された権利、各国・地域の社会保障制度、経済活動等)へのアクセスの不均衡の是正や、貧困層や脆弱な状況にある人びとのレジリエンスの向上に資する活動に携わるNGOをはじめとする非営利組織を助成の対象とします。組織外部の協力者の客観的な視点を取り入れて、組織の自己変革に挑戦する以下の要件を満たす団体が、応募資格を有します。
- 日本国内で法人登記がされている民間の非営利組織であること
(法人格の有無や種類は問いません。一般社団法人の場合は非営利型のみ) - 本助成事業の主体的な実務担当者が日本国内に在住していること
- 団体の設立から3年以上経過していること
- 団体が給与または報酬(業務委託含む)を支給するスタッフを1名以上有すること
- 政治・宗教活動を目的とせず、また、反社会的な勢力とは一切関わりがないこと
※年間予算1,000万円以上の組織規模を想定していますが、必須要件ではありません
<助成の対象となる事業とコース>
NPO/NGO の支援機関や組織経営の実践者、または運営支援の経験のある有識者、非営利組織に詳しい運営コンサルタントなどの専門家の支援のもとでの、自団体の強みと課題の診断や、基盤強化に向けた取り組みを応援します。
- 組織診断からはじめるコース:
外部協力者による組織診断を通じて組織全体を分析のうえ課題と原因を明らかにし、その結果に基づく助言・指導を踏まえて課題解決の方向性を検討し、計画を立案・実施します。 - 組織基盤強化コース:
組織基盤強化に関する中長期計画に基づいて、具体的な組織運営上の課題解決に向けた取り組みを行います。
*年間予算規模1億円以上の団体による応募では、セクター全体に裨益する先駆性・独創性を特に重視します。
*団体全体の基盤強化に資する取り組みであれば、海外の活動地の事務所やパートナーNGOと一緒に取り組む組織基盤強化も対象となります
*新しい視点で、今後の組織の在り方に向けた基盤強化の取り組みに挑戦し、その取り組みが NGO セクター全体に裨益する、先駆的・独創的な取り組みを歓迎します。
応募傾向
2025年募集事業では、新規助成に17件、継続助成に5件、計22件のご応募を受け付けました。内訳は、「組織診断からはじめるコース」10団体、「組織基盤強化コース」12団体でした。
設立からの年数は、「20年以上」が10団体(45.5%)にのぼった一方、「10~14年」が7団体、「10年未満」が4団体で、ちょうど半数が15年未満、半数が15年以上でした。過去数年間は、比較的新しい団体の増加傾向が見られました(20年未満の団体:2021年50.0%、2022年67.9%、2023年74.3%、2024年82.4%)が、今年は逆転した形です。
財政規模では、「5,000万円以上1億円未満」6団体(27.3%)に対し、「1,000万円未満」「1,000万円以上2,000万円未満」各4団体(18.2%)でした。3,000万円未満の中小規模団体の割合は45.5%となり、これまでの中小規模団体の増加傾向(2021年45.8%、2022年53.6%、2023年57.6%、2024年70.6%)から逆転しました。
比較的規模が大きく、活動歴の長い団体からの応募が増えたことが、今年の特徴と言えそうです。
応募団体の地域分布は、関東が17団体(77.3%)と最も多く、九州が3団体、近畿が2団体でした。
法人種別では、認定特定非営利活動法人と特定非営利活動法人が各10団体で計91.0%を占め、一般社団法人が2団体でした。
応募団体の活動地域としては、「アジア」13団体、「アフリカ」12団体、「中東」5団体、「中南米」と「大洋州」が各2団体でした。
応募企画の内容としては、海外の活動地の人々とともに組織の強化に取り組む事業、あるいは、現地拠点の基盤を強固にする事業、また、海外との連携によって組織強化につなげる事業など、広域を視野に入れた企画が多数見られました。
応募状況
都道府県別に見た応募状況
ブロック | 都道府県 | 件数 | 割合 | |
|---|---|---|---|---|
北海道 | 北海道 | |||
東北 | 青森 | |||
岩手 | ||||
宮城 | ||||
秋田 | ||||
山形 | ||||
福島 | ||||
関東 | 茨城 | 17 | 77.3% | |
栃木 | ||||
群馬 | ||||
埼玉 | 1 | |||
千葉 | 1 | |||
東京 | 13 | |||
神奈川 | 2 | |||
甲信越 | 山梨 | |||
新潟 | ||||
長野 | ||||
北陸 | 富山 | |||
石川 | ||||
福井 | ||||
東海 | 静岡 | |||
愛知 | ||||
岐阜 | ||||
三重 | ||||
ブロック | 都道府県 | 件数 | 割合 | |
|---|---|---|---|---|
近畿 | 滋賀 | 2 | 9.1% | |
京都 | 1 | |||
大阪 | ||||
兵庫 | 1 | |||
奈良 | ||||
和歌山 | ||||
中国 | 鳥取 | |||
島根 | ||||
岡山 | ||||
広島 | ||||
山口 | ||||
四国 | 香川 | |||
徳島 | ||||
愛媛 | ||||
高知 | ||||
九州 | 福岡 | 3 | 3 | 13.6% |
佐賀 | ||||
長崎 | ||||
熊本 | ||||
大分 | ||||
宮崎 | ||||
鹿児島 | ||||
沖縄 | 沖縄 | |||
全国 | 22 | 22 | 100% | |
申請コース
応募種別 | 件数 | 割合 |
|---|---|---|
組織診断からはじめるコース | 10 | 45.5% |
組織基盤強化コース | 12 | 54.5% |
合計 | 22 | 100% |
申請額
申請額 | 件数 | 割合 |
|---|---|---|
~100万円 | ||
101万円~150万円 | 10 | 45.5% |
151万円~199万円 | 10 | 45.5% |
200万円 | 2 | 9.1% |
合計 | 22 | 100% |
応募団体概要
法人種別 | 件数 | 割合 |
|---|---|---|
認定特定非営利活動法人 | 10 | 45.5% |
特定非営利活動法人 | 10 | 45.5% |
NPO法人申請中 | ||
公益社団法人 | ||
公益財団法人 | ||
一般社団法人 | 2 | 9.1% |
一般財団法人 | ||
任意団体 | ||
その他 | ||
合計 | 22 | 100% |
設立後年数 | 件数 | 割合 |
|---|---|---|
~4年 | 2 | 9.1% |
5年~6年 | ||
7年~9年 | 2 | 9.1% |
10年~14年 | 7 | 31.8% |
15年~19年 | 1 | 4.5% |
20年~29年 | 7 | 31.8% |
30年以上 | 3 | 13.6% |
合計 | 22 | 100% |
国内有給スタッフ数 | 件数 | 割合 |
|---|---|---|
0名 | 7 | 31.8% |
1名 | 6 | 27.3% |
2名 | 2 | 9.1% |
3名 | 2 | 9.1% |
4名 | 1 | 4.5% |
5名 | 1 | 4.5% |
6名 | ||
7名 | ||
8名 | ||
9名 | ||
10名以上 | 3 | 13.6% |
合計 | 22 | 100% |
現地事務所有給スタッフ数 | 件数 | 割合 |
|---|---|---|
0名 | 11 | 50.0% |
1名 | ||
2名 | 2 | 9.1% |
3名 | 2 | 9.1% |
4名 | ||
5名~9名 | 2 | 9.1% |
10名以上 | 5 | 22.7% |
合計 | 22 | 100% |
財政規模 | 件数 | 割合 |
|---|---|---|
1,000万円未満 | 4 | 18.2% |
1,000万円以上2,000万円未満 | 4 | 18.2% |
2,000万円以上3,000万円未満 | 2 | 9.1% |
3,000万円以上5,000万円未満 | 3 | 13.6% |
5,000万円以上1億円未満 | 6 | 27.3% |
1億円以上 | 3 | 13.6% |
合計 | 22 | 100% |
活動地域 ※複数回答あり | 件数 | 割合 |
|---|---|---|
アジア | 13 | 37.1% |
大洋州 | 2 | 5.7% |
北米 | ||
中南米 | 2 | 5.7% |
欧州 | 1 | 2.9% |
中東 | 5 | 14.3% |
アフリカ | 12 | 34.3% |
合計 | 35 | 100% |