DEIと社員のウェルビーイング

写真:オフィスや工場など、様々な職場で働く社員 写真:オフィスや工場など、様々な職場で働く社員

2022年10月、パナソニックグループは「多様な社員の安定したウェルビーイングを実現 」と題したプレスリリースを発信しました。

「社員のウェルビーイング」とは

一人ひとりが心身ともに健康で、
挑戦の機会を通じて
幸せと働きがいを感じている状態

DEIの取り組みも包含する、「社員のウェルビーイング」とは?

パナソニックグループは創業以来、創業者 松下幸之助の経営理念に沿って、人材を重要な資本として捉える「人的資本経営」の考え方を大切にしてきました。これまでも、週休2日の導入や育児・介護等の支援、リモートワークの導入など、日本企業として先進的な取り組みを進めてきました。

社会環境が急速に変化し、価値観の多様化が進む現在、その変化に応じて「人的資本経営」のための施策も継続的にアップデートしていくことが求められています。
パナソニックグループでは、多様な個性をもつ社員が活き活きと挑戦し、活躍していくために、社員一人ひとりが心身ともに健康で、挑戦の機会を通じて幸せと働きがいを感じている「ウェルビーイングな状態」を常に維持できる環境と仕組みづくりに注力しています。

パナソニックグループが目指すのは「物と心が共に豊かな理想の社会」。その実現のためには個々の事業の競争力強化が欠かせません。そのための手段となるのは、一人ひとりの社員稼業と衆知経営の実践に支えられた「自主責任経営」です。
そこでは、グループの社員一人ひとりが卓越した自主責任感にもとづき積極果敢に挑戦し、言うべきことが言える風土の醸成と、その中で全ての社員が知恵を出しあうことが常態化していることが望まれます。
「自主責任感」と「言うべきことが言える風土」、この両輪の前提となるものが、「社員のウェルビーイング」です。

図版:パナソニックグループが目指す「物と心が共に豊かな理想の社会」とその実現のための手段の前提に、「社員のウェルビーイング」があることを示した図

「くらし」の場面でも「しごと」の場面でも、お客様一人ひとりが快適、安心で、心身ともに健康で幸せな状態、すなわちウェルビーイングな状態であること。そんな社会の実現を目指している私たちにとって、まずはグローバルで約24万人の多様な個性と能力をもつパナソニックグループの社員一人ひとりがウェルビーイングな状態であることを目指す――それが企業としての責務であり、私たちの目指す「物と心が共に豊かな理想の社会」実現に向けたスタートラインであると考えています。

「社員のウェルビーイング」を支える3つの柱

「社員のウェルビーイング」を実現するために、パナソニックグループでは以下の3つの取り組みを進めています。DEIの取り組みは、3つめの柱として掲げています。

1 安全・安心・健康に、はたらく。

図版:ハートをモチーフにした、「安全・安心・健康に、はたらく。」のアイコン

安全・安心・健康な職場づくりの推進

2 やりがいを持って、はたらく。

図版:右肩上がりの矢印をモチーフにした、「やりがいを持って、はたらく。」のアイコン

自発的な挑戦意欲と自律したキャリア形成の支援

3 個性を活かしあって、はたらく。

図版:十字をモチーフにした、「個性を活かしあって、はたらく。」のアイコン

「Diversity, Equity & Inclusion(DEI)」の推進

まず1つ目の柱は、「安全・安心・健康に、はたらく。」の実現です。
これは文字通り、安全・安心・健康な職場づくりを推進することです。

  • 安全・安心の職場環境整備
  • 人権の尊重とコンプライアンス
  • 健康イニシアティブの推進
    (健康で活力ある人づくり)
図版:ハートをモチーフにした、「安全・安心・健康に、はたらく。」のアイコン

2つめの柱は「やりがいを持って、はたらく。」の実現です。
仕事を通じた一人ひとりの挑戦の後押しとして、例えば、公募によるグループ内事業会社間の人材交流を推進していきます。

また、個人の自己実現の機会創出として、

  • 副業や能力開発の機会創出
  • 「働く時間/場所」の選択肢拡大

を実施します。

これらを通じて自発的な挑戦意欲と自律的なキャリア形成を支援していくことは、人が活きる経営、経営基本方針の実践そのものであり、事業競争力の強化につながる、組織を越えた全体最適で人が活きる取り組みと考えています。

図版:右肩上がりの矢印をモチーフにした、「やりがいを持って、はたらく。」のアイコン

3つめは、「個性を活かしあって、はたらく。」の実現です。
パナソニックグループでは、本サイトでご紹介している「Diversity, Equity & Inclusion(DEI)」の取り組みを推進しています。

  • トップコミットメント
  • インクルーシブな職場づくり
  • 一人ひとりへのサポート
図版:十字をモチーフにした、「個性を活かしあって、はたらく。」のアイコン

働き方の選択肢を拡大

※ここでは、日本地域の取り組みを中心にご紹介します。

「社員のウェルビーイング」を支える3つの柱のうち、「②やりがいを持って、はたらく」と「③個性を活かしあって、はたらく」に関わる、「働き方の選択肢」を拡大する取り組みについてご紹介します。

パナソニックグループでは、組織の視点における「生産性の向上」、そして個人の視点での「ウェルビーイングの実現」により、イノベーション加速・競争力強化を実現し、成果の最大化を目指します。

組織の視点においては、対面かリモートのどちらかではなく、各事業の状況や各人の携わるフィールドに応じて、対面/リモートの働き方のバランスを最適化することで、生産性の向上につなげます。

一方で、働く時間と場所の選択肢の拡大、これはまさに個人の視点でウェルビーイングを実現することに他なりません。
社内には、様々な事情を抱えながらも挑戦をつづけようとしている社員が多くいます。「今は事情があってフルに働くことが難しいけれども、今担当の仕事に挑戦し続けたい」、あるいは「もっとスキルを高めて、さらなる挑戦がしたい」「社外でも挑戦して視野を広げ、そして今の仕事にも活かしたい」。そのような一人ひとりの挑戦と成長を後押しし、誰もがあきらめることなく、キャリアをつないでいけるよう、働く時間と場所の拡大を進めていきます。

※パナソニックグループ各社によって、取り組み方や制度内容は異なります。

生産性の向上

対面/リモートのハイブリッドを最適化

写真:一緒に何かを見ている様子の作業着姿の2人の社員

イノベーション、協業、⼈材育成 等

写真:自宅でPCを開いてオンライン会議している様子

情報共有、分析資料作成、ルーティン 等

ウェルビーイングの実現

成長を後押しし、キャリアをつなげる

写真:夕暮れ時に、ヘルメットを被って屋外で働く社員
  • 自立したキャリア形成に向けた挑戦
  • 一人ひとりの事情やニーズに対応
写真:自宅で介護しながら働く社員
  • 自立したキャリア形成に向けた挑戦
  • ライフイベントとキャリアの両立支援

想定されるこれからの働き方の一例

パナソニックグループでは、個人のキャリア形成やワーク・ライフ・バランスの実現を後押しする制度づくり等により、多様なニーズにきめ細かく対応し、社員一人ひとりが活き活きと自分らしく挑戦できるよう、働き方の選択肢を拡大していきます。

※ここでご紹介しているものは一例です。実際はパナソニックグループ各社によって様々なケースが想定されます。

副業・ボランティア・自己学習など、自律したキャリア形成に向けて挑戦したい社員の場合

例えばこんな働き方も可能に

専門の知見を広げるため、他社の現場も経験してみたい。

イラスト:やる気に満ちた様子の、作業着姿の男性

週4日勤務で他社副業に挑戦

例えばこんな働き方も可能に

Uターンして副業に挑戦してみたい。

イラスト:ポジティブな表情の、スーツ姿の女性

労働時間を減らさず、
通勤圏外の実家から副業に挑戦

育児や介護、もしくはパートナーの転勤に帯同するといったライフイベントと、
キャリアを両立したい社員の場合

例えばこんな働き方も可能に

共働きのパートナーに転勤辞令が。ワンオペじゃ子ども2人の育児はムリ。

イラスト:考え事をしている様子の、オフィスカジュアルスタイルの男性

通勤圏外の自宅から、残業なしの
フレックス&フルリモート勤務

さらに詳しくは

例えばこんな働き方も可能に

実家の親の介護が待ったなし!仕事と両立するには?

イラスト:何かを思いついた様子の、オフィスカジュアルスタイルの女性

通勤圏外の実家で介護しながら、
週4日フルリモート勤務

さらに詳しくは

※ここでご紹介しているものは一例です。実際はパナソニックグループ各社によって様々なケースが想定されます。