人の可能性を、事業の力へ。
社員一人ひとりのポテンシャルを引き出し、戦略実行力と事業成長につなげる。
これが、パナソニックグループの人的資本経営です。
目指す姿
創業者・松下幸之助は、「物をつくる前に人をつくる」という考えのもと、人を育て、人を活かすことに重きを置いた経営を進めてきました。その根底には「人間はダイヤモンドの原石であり、磨き方次第で異なる輝きを放つ」という思想があります。私たちはそのDNAを受け継ぎ、社会からお預かりした大切な資本である人が活きる人的資本経営を実践しています。
「物と心が共に豊かな理想の社会」という使命達成のためには、社員一人ひとりのポテンシャルの解放を阻害する要因があればそれを取り除き、自らの可能性を最大限に発揮できる環境が必要です。
私たちは一人ひとりのポテンシャルをUNLOCK(解放)し、その力を最大限発揮し成長できる会社を目指しています。
なぜ今、UNLOCKに取り組むのか?
パナソニックグループではこれまで、働き方改革などを通じて社員の意欲向上や働く環境の改善に取り組んできました。その結果、グループ社員約15万人を対象に実施している従業員意識調査の「社員エンゲージメント」や「社員を活かす環境」に関する設問群では、肯定回答率は継続的に向上しています。
しかしながら、これがグループの業績につながっていないという課題がありました。詳細を分析してみると、後述の設問群のうち、「会社や上司により挑戦意欲が高まる」と「挑戦への阻害要因がない」という2つの設問の肯定回答率だけが低迷し続けていることが分かりました。
会社が社員の挑戦意欲を高められていないこと、挑戦しようとする社員の周りには阻害要因があること。これが事業の成果につながらない最大の要因であると仮説を立てました。
「働きやすさ」は向上してきたが、事業の成果に必要なのは「働きがい」だ。私たちはそう結論づけて、「UNLOCK」を掲げ組織カルチャー変革をスタートしました。
UNLOCK指標
では、この進捗をどう測るのか。
私たちは、次の2つの設問の両方に肯定的に回答した社員の割合をUNLOCK指標とし、関連するその他5設問のスコアとともにモニタリングすることにしました。
✓ 「会社や上司により挑戦意欲が高まる」
✓ 「挑戦への阻害要因がない」
UNLOCK指標のスコアは2025年度時点で43%(グローバル)。私たちはこのスコアを2028年度に60%、2031年度に70%まで高めることを目標としています。
変革アクション
人材に関する課題を「高い競争力を有する人材ポートフォリオの実現」、組織に関する課題を「一人ひとりのポテンシャルを最大限発揮できる組織の実現」と定め、社員一人ひとりのポテンシャルをUNLOCKすることで組織の戦略実行力を高め、持続的な事業成長の実現に向けた変革アクションを推進しています。
「物と心が共に豊かな理想の社会」の実現に向けて
~パナソニックが変われば、社会が変わる!~
私たちが直面している課題は、多くの日本企業が共通して抱える課題でもあるのではないでしょうか。「パナソニックが変われば、社会が変わる」。そう信じて、「物と心が共に豊かな理想の社会」の実現に向けて取り組んでまいります。
UNLOCKのルーツ
~創業者が考える「社員への最上の贈り物」とは~
「仕事に夢中になり、熱中する。働きがいを感じ、働くことが楽しくてたまらない」。そんな環境を提供することが社員への最上の贈り物であると、かつて創業者・松下幸之助は語りました。
一人ひとりが自身の持てる力を最大限に発揮し、周囲の期待を超えて積極果敢に挑戦できる環境をつくる「UNLOCK」は、松下幸之助のこの考えに源流があります。