インクルーシブな職場環境づくり
インクルーシブな職場環境づくりとは、一人ひとりが多様な個性を尊重し、
それが活きる職場環境をつくっていくことです。
アクセシビリティマップ推進プロジェクト
障がいの有無に関わらず、あらゆる社員が個性を発揮し、活躍できる環境づくりの一環で、グループ内の拠点構内のアクセシビリティマップの整備を進めています。きっかけは、障がいのある社員からの「会社の他の拠点に出張に行きたいけど、拠点の情報がない。」という声でした。そこで、一律的なアクセスルートを記載した従来のバリアフリーマップとは異なり、アクセスのしやすさ・しにくさを見える化して、利用者が自身に適したルートを選択できるようにしました。このマップの制作にあたっては当事者やその周囲の社員を巻き込みながら自ら現地を調査しデザインするプロセスを取り入れています。これにより、情報整備を超えてインクルーシブな組織文化の醸成にもつながっています。
アンコンシャス バイアスに関する取り組み
「アンコンシャス バイアス(無意識の思い込み)」とは過去の経験や見聞だけをもとに、知らず知らずのうちに偏ったものの見方をしてしまうこと。誰もが持っているこの思い込みの存在について気づき、職場でのコミュニケーションを見直せるよう、日本地域ではアンコンシャス バイアス社内アンバサダーによるトレーニングや、短時間で学べるツールとしてパナソニック インダストリー株式会社DEI推進室が企画・製作した「アンコンかるた」の活用をグループ内外で進めています。また、グローバル各地においても、それぞれの地域や国の事情に応じてトレーニングを展開しています。
楽しく学べる「アンコンかるた」
様々なコミュニティ活動
※ここでは、日本地域の取り組みを中心にご紹介します。
パナソニックグループ内では、キャリア入社の人や女性、LGBTQ+、障がいのある人などが社内コミュニティを自発的に立ち上げ、対話やオンラインイベントなどの多彩な活動を展開しています。
これらの活動は、社員一人ひとりが互いにサポートしながらグループ内に広く知見や取り組みを発信し、誰もが個性を発揮できる職場環境をつくり上げることにつながっています。パナソニックグループとしてもその活動の重要性を認識し、各コミュニティに対して2022年度のグループ横断CEO表彰を授与するなど、活動を後押ししています。
A Better Dialogue
※ここでは、日本地域の取り組みを中心にご紹介します。
「A Better Dialogue」とは、本人と上司による対話の「質」と「量」を高めることで、社員一人ひとりの成長や挑戦を支援するための取り組みです。これは、一人ひとりの想いを引き出す1on1 Meetingに加え、「キャリア・能力開発」、「目標管理」、「Panasonic Leadership Principles(PLP)を用いた行動の振り返り」という3つの仕組みで構成されています。
グループDEIフォーラム
パナソニックグループでは、多様性推進の機会の⼀つとして、「話そう。気づこう。越えよう。」をスローガンとした「グループDEIフォーラム」を毎年継続的に開催しています。2024年度は、「アンコンシャス バイアス(無意識の思い込み)」をテーマとして設定。グループCEOとグループCHROによる「DEIパネルトーク」 や、「アンコンかるた全体大会」 の模様を動画で配信しました。なお、近年はこのグループ全社イベントに加え、事業会社独自の社内イベントも開催され、DEIについて社員全員で学ぶ機会が増えています。