パナソニックグループは、社員⼀⼈ひとりが⾃らのポテンシャルを「UNLOCK(アンロック)」し、能⼒やスキルを最⼤限に発揮できる会社を⽬指しています。創業者が⼤切にしたのは、仕事に熱中できる環境を整えること。その想いを受け継ぎ、指標を設けて現状を可視化し、挑戦し続けられる仕組みづくりに取り組んでいます。
フロー状態から⽣まれる新たな価値
パナソニックグループは、「物と⼼が共に豊かな理想の社会の実現」に向け、社会課題と正⾯から向き合い、新しい価値を創造し続けています。そのためには、個⼈と企業の想いが重なり合い、⽣まれるチカラを最⼤限に活かすことが重要です。
挑戦意欲と能⼒の発揮が同時に満たされたとき、⼈は「フロー状態」に⼊り、最⾼のパフォーマンスを発揮します。この状態こそが、社員⼀⼈ひとりのポテンシャルが最⼤限に引き出され、真にUNLOCKされた瞬間です。そうした個々のチカラが解放され、互いに刺激し合いながら成⻑することで、会社全体が活⼒に満ちていく。そんな未来を、私たちは実現していきます。
出典:「フロー体験⼊⾨」(世界思想社)の掲載図を基に作成
UNLOCKの指標化
「ポテンシャルをUNLOCKできている状態」とは、周囲の期待を超えて積極果敢に挑戦し、持てる⼒(能⼒やスキル)を最⼤限に発揮しながら、パナソニックグループの経営基本⽅針を⾼いレベルで実践できている状態を指します。
この状態を可視化するため、パナソニックグループでは従業員意識調査を活⽤しています。特に重要な指標として、「会社や上司からの動機付けにより、挑戦意欲が⾼まっている」「挑戦への阻害要因がない」の2つの設問を設定。社員が挑戦し、持てる⼒を発揮できる環境を整えることを⽬的に、「両設問がともに肯定回答である⽐率の向上」を⽬指しています。
現在の⽇本地域において、⾃分のポテンシャルをUNLOCKできている社員、すなわち、「会社や上司からの動機付けにより⾼まった挑戦意欲」に支えられて周囲の期待を超えて積極果敢に挑戦しており、かつ「挑戦への阻害要因もない」ため持てる力を最大限に発揮していると⾃信を持って⾔える社員は、約3割です(=3⼈中、1⼈の割合)※。これを、今後は6割のレベルまで引き上げることを⽬標としています。
※2024年度時点の⽇本地域(PHD、PEXおよび7事業会社)における肯定回答率:32%
創業者‧松下幸之助の想い
創業者‧松下幸之助は、「仕事にはまりこみ、時間も忘れ、疲れも知らず熱中する。ただ働くことが愉快でたまらない。仕事に我を忘れてしまうということは、まったく楽しいことである。」と語りました。
仕事を通じて、そうしたフロー状態になれる環境こそ、企業から社員への贈り物。創業者のこの考え⽅は、今もパナソニックグループの中に息づいています。