グループCEOメッセージ

理想の社会の実現に向け
事業会社制で各事業の強みを磨き上げる
パナソニックグループは、綱領に謳われている通り、「社会生活の改善と向上」と「世界文化の進展」に寄与することを目的にさまざまな企業活動を進めてまいりました。2021年10月には事業会社制へと移行し、それを機に私たちは創業者 松下幸之助が確立した基本方針に立ち返るため、改めて「パナソニックグループの経営基本方針」の実践を約束いたしました。
そして2022年4月から、パナソニック株式会社をパナソニック ホールディングス株式会社へと社名変更し、持株会社にするとともに各事業会社を設立し、新しいグループ体制に移行いたしました。なおパナソニック株式会社の社名につきましては、家庭用電化製品・電気設備などでお客様のくらしに寄り添う新たな事業会社が引き継ぎました。
この新しいグループ体制は事業会社が主役であることから「事業会社制」としております。事業会社制への移行の目的は、各事業会社の一人ひとりが「社員稼業」と「衆知経営」を実践し、それぞれの事業会社が培ってきた強みをさらに磨き上げるとともに、日々新たな挑戦を重ねることで、社会やお客様により大きなお役立ちを果たしてゆくことです。
世界全体の喫緊の課題である気候変動を含む地球環境問題の解決や、社会で暮らし仕事をする全ての人びとの快適と安心、心身の健康と幸福、すなわちウェルビーイングへ貢献してゆく。この思いを一つの言葉に込めました。
「幸せの、チカラに。」
その実現に向けて、あるべき理想の姿を考え抜き、それを起点とした事業経営を行う。そして、お客様にお選びいただけるよう、自らの価値創出力や現場力をたゆまず磨き続ける。これらを通じ、お客様の期待を超える、優れた商品やサービスをお届けしてまいります。
松下幸之助は「物質面も精神面もともに豊かになってはじめて真の幸福がもたらされる」と考え、物と心が共に豊かな理想の社会の実現を目指していました。私たちはその目標に向けて、あくなき挑戦と改善にグループ一丸で取り組んでまいる所存です。
今後とも、皆様のご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
パナソニック ホールディングス株式会社
代表取締役 社長執行役員
グループCEO
