一人ひとりへのサポート:多様な働き方とワーク・ライフ・バランス
「一人ひとりへのサポート」とは、多様な個性をもつ一人ひとりが挑戦に向き合えるように支援していくことです。多様で柔軟な働き方が選択できる環境や仕組みを整えることでワーク・ライフ・バランス実現の支援に取り組んでいます。
※ここでは、日本地域の取り組みを中心にご紹介します。
ワーク・ライフ・バランス支援
多様な⼈材が挑戦し活躍できる環境づくりの⼀環として、社員のワーク・ライフ・バランス実現への⽀援に積極的に取り組んでいます。育児や介護と仕事を両立するためには、本人が積極的に対応することが必要ですが、それだけでは乗り越えられないこともあり、上司を含めた職場の理解と支援が必要となります。両立のための各種制度の説明や上司と部下の関わりをまとめた両立応援ガイドブックも作成し、育児や介護の状況にあっても、安心してキャリアを継続できるよう応援しています。
「e-Work」推進、そしてリモートワーク制度の新設
従来から時間や場所に制約されない効率的な働き方として「e-Work」を推進しており、約4万人の社員を対象に「在宅勤務制度」を導入しています。COVID-19の影響により、在宅勤務を利用する動きが一気に加速し、IT・デジタル技術を駆使した新たな働き方が浸透したことを受け、2021年4月からは在宅勤務を基本とし必ずしも出社することを前提としない新たな働き方として、リモートワーク制度を新設。1カ月あたり半分以上を在宅勤務する社員1万人以上が活用しています。
多様で柔軟な働き方を支援
社員それぞれの勤務形態や属性を問わず、誰もが年次有給休暇を半日単位・時間単位で取得できるよう制度を改定しています。加えて労働時間途中における個人都合による不就業や、それに対する休暇の充当についても可能とすることで、より多様で柔軟な働き方への対応を実現しています。多様で柔軟な働き方の加速を通じて、生産性の向上とワーク・ライフ・バランスの実現につなげていきます。
想定されるこれからの働き方の一例
一部の事業会社では、以下のようなトライアルが始まっています。
※ここでご紹介しているものは⼀例です。実際はパナソニックグループ各社によって様々なケースが想定されます。
副業・ボランティア・自己学習など、自律したキャリア形成に向けて挑戦したい社員の場合
例えばこんな働き方も可能に
「モノづくりの知見をもっと広げたい!」
製造ライン勤務(名古屋・工場)Aさん
専門性を磨くためにも他社のモノづくり現場を体験してみたいな
でも休日返上で副業なんかしたら体がもたないし…
今の職場ではやはり無理だな、諦めるか…
週4日勤務で他社副業に挑戦
製造現場である工場で交替制勤務をしている社員が、モノづくりの知見を極めるために、他社の現場も体験してみたいという思いを持ったとします。従来なら、休日を使って個人的に派遣社員として働くことは実現できませんでしたが、制度を活用して週4日勤務とし、残りの1日は他社の現場の改善活動のアドバイザーとして副業に挑戦することができるようになります。休日もしっかり確保しながら、自分のペースで、より専門性を磨くための活動や挑戦が可能となります。
制度を活用して、週4日勤務に
※キャリア開発サポート勤務制度
残りの1日は、他社副業!休日もしっかり確保できてムリがない!
広げた知見で、まだまだ新しいチャレンジができそうだ!
例えばこんな働き方も可能に
「資格を活用して新しいチャレンジがしたい!」
戦略企画・フレックスタイム制勤務(大阪・オフィス)Bさん
資格は取ったものの、活かせる時間と場所がない…
地元の友人からのコンサルの依頼にも応えてやりたいが、大阪と福岡じゃなあ…
働く時間と場所がもっと自由になればなぁ…
労働時間を減らさず、通勤圏外の実家から副業に挑戦
資格を活かして副業に挑戦したい、しかも現在の勤務地から離れた実家のある地域でその機会があるとします。その場合、週3日は今のオフィスで働き、残り2日間を実家で過ごす。2日のうち1日はリモート勤務、もう1日を地元で副業への挑戦に充てる、といった働き方も可能となります。
週に1日副業に充てた時間については、オフィスで過ごす3日間はより効率的に働くことで、所定労働時間はキープしたまま、副業への挑戦を実現できるようになります。
福岡の実家で週2日過ごせれば、1日はリモート勤務、もう1日は副業に挑戦できる
その分、オフィスの3日間はすこし頑張って働いて、所定労働時間はキープしよう
中小企業診断士の資格が活かせて、友人の会社の相談にも乗れそうだ!
妊娠・育児中の社員へのサポート
男性取得可能
女性取得可能
妊娠前
妊娠中
産前・産後休暇
育児休業制度
妊娠・育児中の社員のキャリアサポート
「両立応援ガイドブック【仕事と妊娠・出産・育児編】」を用いて会社制度の理解促進を図るとともに、上司のマネジメントガイドとして妊娠中から育児期まで、それぞれの部下の状況に合わせたコミュニケーションを推進しています。
パナソニックキッズハウス
「仕事と育児の両立支援」と「子どもを生み育てやすい社会づくりへの貢献」を目的に、大阪府交野市の星田社宅(直営賃貸住宅)内にパナソニックの社内保育施設「パナソニックキッズハウス」を設置しています。
想定されるこれからの働き方の一例
一部の事業会社では、以下のようなトライアルが始まっています。
※ここでご紹介しているものは⼀例です。実際はパナソニックグループ各社によって様々なケースが想定されます。
育児、もしくはパートナーの転勤に帯同するといったライフイベントと、キャリアを両立したい社員の場合
例えばこんな働き方も可能に
「パートナーの転勤に帯同したい!」
人事・フレックス勤務(大阪・オフィス)Cさん
パートナーに沖縄転勤の辞令が出た。育児はどうする…
どちらかが転職するしかないのか…
2歳と4歳の未就学児だし、ワンオペ前提の単身赴任はムリだ
通勤圏外の自宅で、残業なしのフレックス&フルリモート勤務に挑戦!
パートナーの転勤に帯同するために、やむを得ず今の勤務先から転職したり、退職せねばならないケースもよく聞かれます。こういう場合も、通勤圏外となる帯同先の自宅からのフレックス&フルリモート勤務を選択することができるため、パートナーの転勤等の事情によるやむを得ない転退職を避けることができるようになります。また、帯同先での新たな生活が安定するまでは残業なしで働きたい、といった個々の希望にも対応することができます。
沖縄からフルリモート勤務できれば、これまで通り育児も分担しながら共働きできる!
従来もリモート勤務がメインだったから、不安もないし
新生活が安定するまでは、残業なしで余裕を持って働きたい!
介護中の社員へのサポート
介護中の社員へのサポート
「両立支援ガイドブック【仕事と介護編】」を用いて、会社制度の理解促進を図っています。また、上司へのマネジメントガイドとして、介護が発生する前段階から、介護発生後まで、それぞれの社員の状況に合わせたコミュニケーションのあり方についても解説しています。
介護セミナー
2016年度より各事業場・拠点にてセミナーを開催しており、仕事と介護の両立に必要な基礎知識や備えの必要性について啓発を行うとともに、セミナーを通じて責任者の理解促進と職場風土の醸成を図っています。
2021年度からは社員・管理職向けのオンラインセミナーも開催しています。
介護両立応援サイト
介護が発生する前段階から発生後まで、ステージごとに利用できる社内外の支援制度や基本情報をまとめて提供しています。
また、介護専門会社と提携した介護相談窓口を設置し、社員が介護の悩みをいつでも相談できる体制を整えています。
想定されるこれからの働き方の一例
一部の事業会社では、以下のようなトライアルが始まっています。
※ここでご紹介しているものは⼀例です。実際はパナソニックグループ各社によって様々なケースが想定されます。
介護などのライフイベントと、キャリアを両立したい社員の場合
例えばこんな働き方も可能に
「仕事と親の介護を両立したい!」
ITエンジニア・フレックス勤務(北海道・中途採用)Dさん
ITエンジニアとしてもっと活躍できる職場に移りたいのに…
親の介護があるから実家を離れるわけには…
介護とキャリアの両立ってムリなのかなあ…
実家で介護サポートしながら、週4勤務のフルリモートワークを実現!
通勤圏外の自宅・実家からのフルリモート勤務も可能となるため、家族の介護などの都合で実家を離れられない人でも、通勤圏外となる当社拠点の求人に応募していただくことも可能になります。
「週4日の勤務」を選択することで、介護の事情で週5日勤務が難しい場合も、そのためにキャリアをあきらめねばならない、といったことがなくなります。
フルリモート勤務前提で大阪拠点の求人に応募できるのね!
週4日の勤務だから、介護との両立もムリなくできそう!
※ワーク&ライフサポート勤務制度
介護のためにキャリアをあきらめずに済みそうだ!
次世代育成支援対策推進法に関する行動計画
次世代育成支援につながる行動計画を策定
当社は国の掲げる次世代育成支援対策推進法に沿って、行動計画を策定しています。仕事と育児・介護の両立支援、女性活躍躍進、次世代育成支援について貢献する企業となることを目指します。