一人ひとりへのサポート:障がいのある⼈

写真:車いすで業務に取り組む社員のイメージ 写真:車いすで業務に取り組む社員のイメージ

障がいの有無に関わらず、あらゆる社員が個性を発揮し、挑戦し、活躍できるようサポートしています。

障がいの有無にかかわらず、挑戦し活躍できる職場づくり

聴覚障がいへの情報保証

研修受講者に聴覚障がいのある社員が参加する場合、手話通訳者の配置や音声認識ソフトの使用による情報保障をおこなっています。コミュニケーション支援・会話の見える化アプリ「UDトーク(ユーディートーク)」については、2020年4月より全社へ一括導入し、マニュアルや導入研修コンテンツも整備。100以上の職場で利用開始されています。

画像:コミュニケーション支援・会話の見える化アプリ「UDトーク」のピクトマーク
コミュニケーション支援・
会話の見える化アプリ「UDトーク」

バリアフリー環境の整備

段差のないフラットな床、明るい照明を採用し、個々にデスクを持たないフリーアドレス制を導入するなどの職場環境の改善を推進しています。

写真:フリーアドレス制を導入したオフィスで、車いすの社員と別の椅子に座った社員が業務に取り組むイメージ

教育コンテンツの整備

障がいのある人への理解を深めるための教育コンテンツを整備し、全社員へ学びの機会を提供しています。

画像:動画「障がい者とともに働く 基礎知識編」キャプチャ画像

障がいのある人の雇用の現状

障がいのある⼈の雇⽤率は、⽇本地域において2.40%(2021年度時点)。今後も継続して、障がいの有無を問わず挑戦し活躍できる環境を整備していきます。

障がいのある人の雇用率の推移(日本地域)

図版:日本地域における障がいのある人の雇用率の推移を示す折れ線グラフ。2014年は2.16%、2015年は2.15%、2016年は2.18%、2017年と2018年は2.15%、2019年は2.20%、2020年は2.33%、2021年は2.40%、2022年は2.41%。

※本コラム内の記載について:

  • 日本地域:2022年3月まではパナソニック(株)および日本地域の一部関係会社を指しています。
  • パナソニック(株):2022年3月まで(事業会社制への移行前)のパナソニック(株)を指しています。

地域・行政との連携

地域に根差した農園で障がいのある人の雇用を実現

愛知県みよし市の「パナソニックファームみよし」は、株式会社エスプールプラスが運営する「わーくはぴねす農園 愛知みよしファーム」内に2018年に開設されました。野菜作りを通して障がいのあるスタッフが活躍できる職場づくりを実現しています。

約40人体制で運営・収穫された小松菜やミニトマトなどの野菜は、大阪・門真を始めとするパナソニックグループ各拠点の社員食堂に提供されているほか、社内関係部門への配布も行っています。

写真:「パナソニックファームみよし」で野菜作りに取り組む社員の集合写真

職場環境の整備

車いす使用者の体型に合わせて部材配置や作業机を工夫するなど障がいを持つ社員が働きやすい職場環境の整備を行っています。

実習生・見学者の受け入れ

障がいのある人への理解と就労を目的に、中高校生の職場体験学習、障がいのある人の技能実習生の受け入れや職場環境見学会を積極的に行っています。

特例子会社(従業員数は2021年6月1日時点)

会社名

設立

従業員数
(うち障がいのある人の数)

業務概要

1980年

78人(35人)

ビデオカメラ液晶ユニットの組立、ビデオアクセサリの組立

1981年

38人(33人)

アビオニクス製品の組立、AVアクセサリの検査・梱包

1994年

67人(37人)

電子回路の組立(マッサージ椅子・シェーバー等)

1980年

44 人(25人)

換気扇部材の組立、取り扱い説明書の印刷

1998年

76人(43人)

洋蘭の育成・販売、観葉植物の販売・レンタル、社内メール集配仕分業務、構内美化清掃

1982年

38人(21人)

掃除機部品の組立、構内の環境整備

1992年

56人(23人)

LED応用商品の製造、光検知センサーの製造