サスティナビリティFILES:
空気清浄機の提供を通じ
インドのお客様の健康で快適な生活に貢献

パナソニックの環境行動計画 グリーンプラン2018は、「生活環境の改善や環境負荷の低減、持続可能な社会への転換に寄与する商品・サービス・ソリューションの提供」を、2018年度目標として設定しています。具体内容の一つが「生活環境の空質改善(空気浄化)」で、「2015~2018年度で空質改善された空気量:1400万部屋相当分」を数値目標としています。空質改善の主力商品の一つ、空気清浄機の普及を進める、インドの取り組みを紹介します。

2016年11月の新商品発表会
「LIFE PURIFIER」がキャッチフレーズ

大気汚染の深刻化で空気清浄機の需要が拡大

急速な近代化に伴う、自動車の排気ガスや工場排煙の増加を背景に、インドでは大気汚染が深刻化。2016年5月に世界保健機関(WHO)が公表した、世界の約3000都市が対象のデータベースによると、PM2.5の年間平均濃度が高い上位20都市のうち、インドは半数の10都市を占めています。
こうした中、人々の間では呼吸器疾患など、健康被害に対する不安が高まっており、空気清浄機の需要が急拡大。インド家電製造協会(CEAMA)は、2018年度における販売台数は、2015年度の6倍に達すると予測しています。
このようなニーズに応えるべく、パナソニック インド(PI)は2012年から空気清浄機の販売を展開しています。

SNSなどで大気汚染の深刻化を説明

日本でおなじみの技術を搭載、停電でも安心

インドでは昨年11月、空気清浄機の新製品7機種を発売。日本でおなじみの技術を搭載するモデルも数多くあります。お客様の生活スタイルにより異なる、空気の汚れ発生パターンを見極め自動で省エネをする「エコナビ」、PM2.5に含まれるとされる有害物質の分解・抑制効果もある※「ナノイー」、PM2.5をはじめとする微細な粒子を強力集じんするHEPAフィルターなどが、その事例です。
このほか、停電でいったん運転を休止しても、通電時に自動で運転を再開する「オート・リスタート」は、停電が多いインドの電力事情を踏まえた機能です。

※【試験機関】パナソニック(株)プロダクト解析センター 【試験方法】約6畳の試験室内で付着した有機物量を測定 【抑制の方法】「ナノイー」を放出 【試験結果】〈芳香族カルボン酸:安息香酸〉約8時間で98%以上分解〈アルカン:ヘキサデカン〉約24時間で99%以上分解。

パナソニックのインド向け空気清浄機の主要機種。壁掛け式もラインアップ。

さまざまな場面で空気清浄機による空質改善を提案

インドでは、大気汚染が社会問題となっているにもかかわらず、空気清浄機は日本や中国ほど普及していません。そこでPIは、お客様の生活空間の空質改善と、健康な暮らしのために空気清浄機が有効であることを、さまざまな取り組みを通じて紹介しています。
量販店やパナソニック専売店の売り場では、透明ケースの中で空気清浄機を運転し、煙がきれいになる様子を実演。販売員がPM2.5計測器を携帯、空気清浄機の運転前後のPM2.5濃度を比較するデモも行っています。さらに、一般家庭のほか病院・ホテルなどに、現物をお持ちして体験いただく「ライブ・デモ」、マンションの共用施設といった人が集まる場所や販売店店頭などでの実演販売なども実施。こうした、お客様の近くで空質改善を提案する施策を、今後も継続・強化していきます。

バレンタインデーの広告宣伝
「愛する人にきれいな空気を」
店頭にお客様が入れるデモボックスを設置、
空気清浄機が粉塵を吸い込む様子を確認い
ただいたことも
マンション共用施設への出張デモの様子

また、新聞や雑誌宣伝、ウェブ、SNSなどでも、空気が汚れた空間で過ごすことの影響を、メッセージやイラストで説明。パナソニックの空気清浄機が、これらの緩和につながることを紹介しています。
今後もPIは、一人でも多くのお客様への空気清浄機提案・提供を通じ、健康的で快適なくらしの実現に貢献します。

SNSなどでPM2.5が人体に与える影響を説明
バラエティ豊かな広告宣伝ビジュアル
(左)空気清浄機と肺を組み合わせたイラストを採用
(右)大気汚染防止のための「生活の知恵」も提案