サスティナビリティFILES：
持続可能な社会への展開を加速し新たなトレンドを創出 2017年度スーパーGPのご紹介

本商品は、業界No.1の小型化、高性能を満足すべく開発を行いました。サーボ商品はモータ、アンプで構成され、モータについては磁気回路の最適化による高効率化、内部構成を見直した放熱効率の改善、内蔵される位置検出器の構造見直しなどにより小型化を実現し、アンプについては構造、レイアウトを一から見直すことで小型化を図りながらも、お客様の装置を最適に動作させるためのモータ制御性を高める新技術も多く取り入れました。これらのコンセプトや要素技術を商品として具現化するために新材料の採用や新工法の導入を積極的に行いましたが、工場では、生産性を維持した量産を実現するために、開発部門だけなくモノづくり関連部門も含め、多くのメンバーが立ち上げに携わりました。
モータの技術は大変奥が深く、小型化や高精度化、高効率化など、まだまだやることがたくさんあります。今後もますます自動化が進むFA業界において、お客様の装置の進化を通じて環境に貢献できるサーボ商品を開発していきたいと思います。

IoTや科学データの増大により世界的にデジタルデータが爆発的に増加し、それらを保存するニーズが拡大しています。しかし、現在、デジタルデータを保存するために必要な電力消費量は全世界の総発電量の15％を占めると言われており、社会問題として顕在化しつつあります。電力消費量増大の課題解決を図るべく、私たちは低消費電力という光ディスクの特徴を活かして、光ディスクにデジタルデータを保存するデータアーカイバーを開発しました。光ディスクは低消費電力だけでなく、長寿命という環境にやさしい特徴もあります。この強みを活かしつつさらなる高容量化に取り組み、環境にやさしいデータアーカイバーを提供することで、持続可能な社会の実現に貢献していきたいと思います。

私たちは、PM2.5に対応した浄化機能搭載の新風機を2015年から継続的に開発、発売してきました。PM2.5問題の深刻化にともなってPM2.5を浄化する商品への関心が年々高まり、さらに中国政府も環境政策を発行する中、私たちの事業である空気質でお客様への貢献ができる絶好の機会と考え、いくつもの新しい機能を搭載してきました。特に最新の新風機である壁付ERVは、業界初となる3つのPM2.5センサーを搭載することで室内・外の空気質の見える化を実現しました。今回の受賞はいくつもの新しい挑戦が認められたと感じ、大変うれしく思います。今後も中国の空気質改善に貢献できる商品の開発を続け、世に出していきたいと思います。