【パワーアップ情報 特別編】
学校休校期間中における教材活用のヒント
新型コロナウイルス感染拡大が全国的な広がりを見せ、臨時休校中の家庭における子供たちの学習支援に対し、当プログラムの教材もお役に立てるのではないかと考え、教材の公開と活用のご提案をお知らせさせていただいております。遠隔授業等でのご活用提案の内容となっておりますので、よろしくお願いいたします。
【ポイント1】「私の行き方発見プログラム」教材のダウンロードが可能
- 下記の教材コンテンツがダウンロード可能です。学校休校期間中における「家庭で取り組めるキャリア教育」のツールとして、是非ご活用ください
【ポイント2】クイズで学ぶ日本の企業(プログラム①:会社の役割発見)
- 日本の企業活動の全体的な動向や特徴を把握するためのクイズです。通常の授業では、「プログラム①:会社の役割発見」の導入として、まず生徒の企業活動に対する関心を喚起するためのツールとしての活用を想定しています。
- 具体的には、以下の5問からなり、設問の解説ページもあります。家庭での個人学習で活用する場合には、単に正解を追い求めるだけでなく、「クイズを通して感じたこと」や、「もっと調べてみたいこと」などを自分なりにまとめるような学習につなげることが重要です。
▶日本にはどのくらいの種類の産業があるだろう?
▶日本にはどのくらいの企業があるだろう?
▶日本では1か月にどのくらいの企業が生まれているだろう?
▶日本の総人口のうち、どのくらいの人が仕事に従事しているだろう?
▶どんな仕事に就いている人が多いだろう?
(企業クイズの設問と解説ページのサンプル)
【ポイント3】エピソードシートから読み取る「仕事に求められる能力」
(プログラム②:職業と能力の関係発見)
- 「エピソードシート」には、以下の2種類の仕事・役割があり、実際にその業務に従事するパナソニック社員のインタビュー等を基にしたリアルな体験談が盛り込まれています。
[モノづくりに直接かかわる役割] 設計(ノートパソコン)
[会社全体をサポートする役割]知的財産(商標権の保護等) - 通常の授業では、「個人ワーク⇒グループワーク」というステップを踏んで、「その仕事に求 められる最も重要な能力や態度」を探っていきます。家庭での個人学習として取り組む場合に も、以下のような手順で、十分に時間をかけてエピソードシートを読み込むことが効果的で す。
▶どのような場面の時に、どのような力(能力や態度)を発揮したのかをチェックし、
エピ ソードシートの余白等に書き込む。
▶チェックした能力・態度の中で、その仕事に最も重要と思うものを優先順位をつけて
3つ 選び、その理由を考える。
- その際、職場や地域社会などで多様な人々と仕事をしていく上で必要となる基礎的な能力として経済産業省が提唱している「人生100年時代の社会人基礎力」も、有益な参考資料となります(本教材のティーチャーズガイドでも取り上げています)。
<経済産業省関連ウェブサイト>
*トップページからフリー素材「人生100年時代の社会人基礎力説明資料」にアクセスができます。
(「知的財産」のエピソードシート)
【ポイント4】「私の行き方」を見つける指針となる言葉を探そう
(プログラム④:自分の“行き方”発見)
- 通常の授業では、以下のようなワークシートを使って、「自分の行き方を表す言葉」を考え、グループワーク等を通じて、自分の考えをさらに深めていくような流れを想定しています。
①「偉人・有名人の言葉」と「その言葉を残した人物」を関連付ける
② 私の行き方を表す言葉を考えよう
③ 他の人の発表を聞いて気に入った言葉を書こう - 家庭での個人学習として取り組む場合には、以下のような手順で、十分に時間をかけて、自分と向き合いながら、自分らしい生き方や価値観を見つけていくプロセスが重要です。
▶ワークシートの①を行う。
▶ワーク①をひとつのきっかけにして、今の自分の気持ちや思いに近い「共感できる言葉」を7
考える。
▶その言葉から、自分が大切にしている「価値観」について、以下のような視点から考える。
- 大事にしている物は何ですか?
- これだけは、ゆずれないものは何ですか?
- 一番心に残る“ありがとう”はいつ言いましたか?
- 心が震えた瞬間はありますか?
- 何にワクワクしますか?
- 必ず身につけたい力は何ですか?
- 夢はありますか?
- 自分を誉めてあげたいときはありましたか?
- どんな人を尊敬していますか?
- 15 年後、どんな自分になっていたいですか?
(偉人や有名人が残した言葉や格言から自分の行き方を表す言葉を考えるワークシート)