児童たちが準備した写真による自己紹介からスタート。互いの学校や制服、ランチ、街のランドマークなどについての話を楽しそうに聞いていました。これによって皆が打ち解けて自信をもって話すことができるようになり、絶好のアイスブレイクとなりました。
クレイアニメーターであり、東京藝術大学大学院の教授である伊藤 有壱氏によるコマ撮りアニメ動画のスペシャルワークショップ。先生の指導のもと、「Pass the SDGs Baton!」をテーマに廃材を使って各校でショート動画を制作しました。初めてのアニメ制作を体験した児童たちは、口々にやりがいがあったと大満足の様子。素晴らしい作品でみんなを驚かせました。
まず最初にクイズで楽しくSDGsについて学んだ児童たち。そして、SDGsに関連するさまざまな社会課題をテーマにした自らの作品をもとに、より良い未来に向けたディスカッションを行いました。Seksyen 9 Primary School(マレーシア)は、COVID-19によるライフスタイルの変化と、「ニューノーマル」にどのように適応していったかを紹介。その取組みが動画制作のモチベーションとなったそうです。森村学園初等部(日本)は、パンデミックの影響を受けた地元の産業(花の栽培農家)について、自分たちにもできることがあるというメッセージを伝えてくれました。 一方、School of Thinking(ブラジル)は、聴覚障害のある少女の葛藤と、子どもたちならではの工夫によって助け合う様子を紹介しました。
今年は、サミットに参加できなかった児童たちからも意見を集める「応援参加プログラム」も初実施。SDGs達成に向けたアイデアをショート動画で表現してもらい、ディスカッションを盛り上げてくれました。
小学生部門と同様、生徒たちが準備した写真による自己紹介からスタート。学校やクラブ活動、お気に入りの場所などを紹介し、楽しくお互いを知り合う機会となりました。このアイスブレイクにより、各国を訪れているような気持ちになった生徒たちは一気に打ち解け、イベントの盛り上がりを予想させる時間となりました。
前日に引き続き、伊藤先生による動画制作のポイントとメッセージを伝える効果的な方法についてのレクチャーから。各校でコマ撮りアニメ制作に挑戦した生徒たちは、チームワーク、そして楽しみながら作ることを学びました。それぞれの作品は、さらに小学生部門の作品とも組み合わせた1本の動画に編集され、非常にクリエイティブな動画が完成しました。こちらでご覧ください。
「誰も置き去りにしない」というSDGsの目標についてクイズで楽しく学んだ後、各校の作品がテーマにしている社会課題についてのディスカッションがスタート。中学生・高校生部門にふさわしく、どの作品もSDGsを深く理解したものでした。福島県立いわき光洋高等学校(日本)は、ジェンダーの問題に触れ、性別に関係なく、誰もが他者を理解し、受け入れる社会になることを願っています。Tok Janggut Secondary School(マレーシア)は、心無い言葉は木に釘を打ち付けるように、心に食い込む傷を残すことだと表現。言葉を発する前に相手がどう感じるかを想像することの重要性を語りました。いわき市立平第三中学校(日本)とEarth Educational Center(ブラジル)のテーマは、いずれも自然の恵みやその保護について。日本の生徒達は持続可能なエネルギーを紹介し、すべての人に、持続可能な未来を実現するために何ができるかを考えようと提案。ブラジルは、日常のストレスやプレッシャーから解放され心身ともにリフレッシュできる自然の力について紹介しました。
この日も「応援参加プログラム」によるSDGs達成へのアイデア動画を上映。ディスカッションがさらに興味深いものとなりました。
中学生・高校生部門ではTok Janggut Secondary School(マレーシア)が「KWNキッズアワード」と「KWNファンズアワード」のダブル受賞。動画制作に協力してくれたすべての人に感謝する彼らのメッセージにみんなが幸せな気持ちになりました。
最後に、いわき市立平第三中学校の代表2名から、世界を変えるためにみんなが互いに協力しようというメッセージが。「SDGsは政府や企業だけでなく、若い世代も考えてゆくべきこと」 とし、一人ひとりの「小さく、良い行い」を通して、SDGs達成を支えて行こう、と締めくくりました。
応援参加プログラム
KWNグローバルサミットに参加できなかった子どもたちがSDGs達成に向けた、彼らのアイデアやプランを宣言する動画で登場。間接的に、SDGsディスカッションに挑戦する参加者を応援し、サミットを盛り上げてくれました。
KWNファンズアワード
サミットに参加した子どもたちで選ぶ「KWNキッズアワード」の他、KWNを応援するファンの皆さんで選ぶ「KWNファンズアワード」を設定。部門毎に印象的な動画を1つ、オンライン投票していただきました。オンラインでつながった様々な人達に、作品を通して感動を与えられたことは子どもたちの自信になったようです。