家の中で「これに変えたらラクになった」とか「この作業、なんか疲れるな」って感じることはないかな?そのような生活の中でのカラダの状態を科学の力で理解することで、誰もが使いやすい商品の設計が行われているんだよ。また、一人ひとりが健康でいきいきと活動できるように支える技術も、くらしや社会のウェルビーイングにつながるんだよ。
試作品がまだ出ていない新商品の開発では、どうやって使いやすさを評価する?パナソニックグループでは独自に開発したデジタルヒューマン技術(様々な人の体型をデータ化して人の動きのシミュレーションを行う技術)を活用しているんだ。老若男女、様々な体型の人の、商品を使っている時の姿勢や動作から、カラダにかかる負荷を見える化・数値化して評価するんだよ。キッチンや浴そうの使いやすさを検証する時などに、活用しているよ。
様々な体型の人の姿勢や動作を検証して、カラダに負担の少ない キッチンを開発。
高齢化社会が進んできている今、「歩くこと」は介護予防の第一歩といわれているよ。パナソニックグループでは、AIとロボット技術を組み合わせることで、一人ひとりのカラダの状態を把握しながら安全で最適なトレーニングをサポートする歩行トレーニングロボットを開発したんだよ。歩行の距離・時間・速度などの見える化で、やる気と達成感が生まれ、日常の活動量や身体機能の維持・向上をサポートするんだ。
足や体幹がきたえられる歩行トレーニングロボット。
また、カラダからのお便りともいわれる便や尿の量や状態をセンサーで識別する技術は、高齢者の体の変化に素早く対応するのに役立つよ。それと同時に介護現場ではたらく職員の方のしごとの効率化にも貢献しているんだよ。