創業者 松下幸之助が生前に語った英知と洞察にあふれることばを、 毎日一話ずつご紹介しています。
「この観音さまはノミがつくってくれた。自分は何も覚えていない」というのは、版画家、棟方志功さんの言葉である。私はたまたまこの棟方さんが観音さまを彫っておられる姿をテレビで拝見し、その仕事に魂というかすべてをつぎ込んでおられる姿に深く心を打たれた。一つ一つの体の動きが意識したものでなく、まさに“夢中の動き”とでもいうか、そんな印象を受けたのである。その姿から、人間が体を動かしてする作業というものの大切さをつくづくと感じさせられた。
機械化に懸命な今日だからこそ、魂の入った作業というものの大切さを、お互いに再認識する必要があるのではないだろうか。
※ PHP研究所編
松下幸之助に学ぶ
松下幸之助 30のことば
経営の心得や商売の秘訣だけでなく、仕事や人生に深い示唆を与えてくれる「30のことば」を紹介します。パナソニックミュージアムのオンラインコンテンツです。
松下幸之助歴史館 オンライン企画
ゆかりの地をたどる ー和佐村から門真までー
松下幸之助の自叙伝 『私の行き方 考え方』 で語られた38歳までの半生の記録。ここに登場するさまざまな場所に焦点を合わせ、写真や地図を織り交ぜつつ、幸之助ゆかりの地を紹介してまいります。
パナソニックミュージアム
創業者 松下幸之助の経営観、人生観に触れられる「松下幸之助歴史館」、パナソニックのものづくりのDNAを探る「ものづくりイズム館」、「さくら広場」で構成された施設です。