〈新選組-剣客たちが貫いた「誠」-〉

第1問 新選組の幕府に対する考えは?
まちがえ

……近藤らの考え方は「天皇をとうとびながら、徳川幕府をうやまい助ける」というものでした。尊王も攘夷も勤王(きんのう)派の志士と同じでしたが、彼らが幕府をたおそうとするかぎり、新選組にとってはゆるしがたい敵だったのです。1863(文久3)年8月18日、朝廷から尊王攘夷派の公家が追放され、長州が政治の中心から失脚(しっきゃく)する事件が起こります(8月18日の政変)。この時の活やくにより、朝廷から「新選組」の名をおくられました。

土方歳三像