人事機能変革(AI利活用)
「人事機能変革(AI利活用)」は、「人材ポートフォリオ変革」、「組織カルチャー変革」、「変革型リーダーの開発・登用」、「DEI(Diversity, Equity & Inclusion)推進」と並ぶ、パナソニックグループにおける人的資本経営の重点取り組みの一つです。人材マネジメントのあらゆる領域で最先端テクノロジーを活用し、変革を推進しています。
人事機能変革
人事機能変革とは、Panasonic Transformation(PX)と連動し、AIとデータを活用しながら、①社員の体験価値向上、②組織・人材マネジメントの高度化、③人事機能の生産性向上と高度化を図る取り組みです。社員一人ひとりのポテンシャルを引き出し、組織の競争力強化と企業価値向上につなげます。
社員の
体験価値向上
社員一人ひとりが自律的に成長し、多様なキャリアを選択できる環境を実現
組織・人材マネジメントの
高度化
スキルを可視化し、適材適所の配置と戦略的な人材ポートフォリオマネジメントを実現
人事機能の
生産性向上と高度化
HRに関わるオペレーションを標準化・効率化し、人事機能の生産性向上と高度化を実現
関連情報:
- 人事機能変革は、パナソニックグループの「PX:7つの原則」ともリンクした取り組みです。システムの標準機能を積極的に活用することで、カスタマイズ開発を抑制し、グループ全体の人事システムのコスト適正化につながっています。
AI利活用事例
生成AIを活用し、人事機能変革を加速する新たな仕組みが次々と生まれています。ここでは、社員の体験価値向上、組織・人材マネジメントの高度化、人事機能の生産性向上と高度化などの事例をご紹介します。
社員の体験価値向上
生成AIを活用した学生の初期キャリア選択支援
対話型のAIサービス「AI Career Supporter」が学生の専攻・志向・行動特性に応じて、インターンシップの最適なテーマを提案。さらに就職活動におけるキャリアの選択肢についてもアドバイスを提供。
導入状況・実績
2027年卒業予定の学生の利用状況(2025年5月~2026年3月):3,392人、5,177回
提案したコースのマッチ度:87.7%
生成AIを活用した社員キャリア相談
年間3,400人以上が利用する社内公募に関する、生成AIを活用した社員向けのキャリア相談ツール。社員一人ひとりの価値観を可視化し、キャリア相談やポジションマッチングを支援。
導入状況・実績
2025年度利用状況:ユニークユーザー1,645人、2,632回
生成AIを活用した社内スカウト制度
「社内版ビズリーチ by HRMOS」を活用した社内マッチング制度「eマッチング」を導入。社員があらかじめAIなどを活用して登録した経歴やスキルなどのレジュメを、部門が閲覧しスカウトできる仕組み。
導入状況・実績
2026年4月導入
後継者候補者のCareer Development Plan作成支援
後継者候補者一人ひとりの強みやキャリア志向、職務経歴などをもとに、生成AIがCareer Development Plan(キャリア開発プラン)の作成を支援。
導入状況・実績
試験導入で、プラン作成の効率化と高度化の効果を確認済み。
2026年度中に運用開始予定。
組織・人材マネジメントの高度化
AIによるマッチング予測
グループで活躍する社員の属性・経験・スキル・評価等のデータを基に、一人ひとりの特定ポストにおける適合度や活躍可能性をAIで予測。
導入状況・実績
AIが活躍を予測した社員のうち、異動後に高評価を得た割合:88%
人事機能の生産性向上と高度化
ワンストップ人事サービス
日本地域約7万人が対象のAIを活用した人事サービス。人事情報・各種申請・問い合わせの入り口を「マイページ」で一元化し、AIチャットボットとメタバース、有人コンシェルジュを組み合わせて全方位のサポートを実現。
導入状況・実績
2025年度の月間利用回数(平均):62,050回(前年比+40%)
日本地域の社員の出向手続きの効率化
日本国内外の関係会社への出向に関し、出向先の制度調査や会社間の条件調整等の業務を複数のAIエージェントによって大幅に効率化。
導入状況・実績
実証実験の結果、日本地域の出向者約1,600人の出向調整業務にかかる時間を、年間約1,350時間削減できると試算。2026年度中に運用開始予定。
北米地域の出向者人事サポートの効率化
北米地域の出向者に対する人事サポート業務用の生成AIチャットボットを開発・導入。人事への問い合わせに自動対応することで、出向者への迅速な回答を実現。
導入状況・実績
2025年度の導入後3か月で、出向者約450人からの問い合わせ約700件に対応。
人事業務特化型の生成AI研修
人事業務における生成AIの利活用を推進するため、日本地域の人事社員を対象に、生成AIの基礎から業務活用手法までを学ぶ研修を実施。実際の業務での活用シーンを想定した演習を取り入れ、実践につなげている。
導入状況・実績
2024年度以降、1,600人以上が受講。
米国地域におけるAIリテラシーと組織能力の向上施策
パナソニック ノースアメリカ(株)における人事・法務・IT・マーケティングなどの部門横断チームが、全社員向けのAI学習・活用を推進。AIツールの定着と社員の意識変革を実現し、組織能力を底上げ。
導入状況・実績
2025年度導入済み。
AIツールの年間業務利用率:96%(2025年度)
重点取り組みの推進状況や、人材と働き方に関する基本情報については、データで見るパナソニックグループの人的資本経営をご確認ください。