デバイス領域
AIインフラを支える事業
AIインフラを支える事業でグループの成長をけん引
生成AIの社会実装が進み、AIの学習・推論・エージェント化を支えるデータセンターや周辺機器への投資が拡大しています。AIの高度化によりデータ処理量は急増し、それに伴う大電力化が大きな課題となる中、GPU(※1)やデータセンターシステムの進化に対応した電力効率の最適化が不可欠になっています。さらに、電力負荷変動の吸収やデータセンター全体の効率向上など、次世代に向けた高度な電源マネジメントへのニーズが高まっています。
デバイス領域におけるAIインフラを支える事業は、生成AIデータセンターに設置されるAIサーバーの「頭脳」と「心臓」を担い、社会インフラの進化に貢献します。
パナソニック インダストリー(PID)は、高機能基板材料や導電性高分子コンデンサにより、AI処理の「頭脳」部分を担うGPUやASIC(※2)、CPU(※3)周辺の回路、またさまざまな周辺機器へのお役立ちを広げ、高速信号の劣化や消費電力・温度上昇の抑制、高温・高圧環境下での安定した電流供給を実現します。
パナソニック エナジー(PEC)は、高出力・省スペースなデータセンター向け蓄電システムにより、GPUやASICに電力を供給する「心臓」としての電源周辺において、停電時のバックアップに加え、ピーク電力の抑制によって電力効率と安定稼働を両立します。
PIDの材料・プロセス技術と、PECの高出力対応・システム化の強み、さらに需要に即応する生産・供給体制を組み合わせ、急成長する生成AIデータセンター市場の需要に応えます。
※1 Graphics Processing Unit(AIの大規模演算を担う半導体)
※2 Application Specific Integrated Circuit(特定用途向け集積回路)
※3 Central Processing Unit(中央演算処理装置)
※4 Gartnerの調査を基に当社推定
※5 GPU : Graphics Processing Unit (AIの大規模演算を担う半導体)
※6 ASIC: Application Specific Integrated Circuit (特定用途向け集積回路)
※7 CPU : Central Processing Unit (中央演算処理装置)
2028年度に向けた成長目標と投資計画
デバイス領域における「AIインフラを支える事業」では、2028年度に売上高約1.4兆円、調整後営業利益2,900億円を目指します。需要の拡大とお客様からの要望に基づき、2026年度から2028年度までに累計約5,000億円の投資を実行し、次世代商品の導入・拡大、将来の成長事業を生み出す要素技術開発の強化、生産能力の増強を進めます。これらの取り組みにより、2029年度以降もさらなる成長を目指していきます。
売上・利益
投資
デバイス領域を担う主な事業会社
幅広い分野の社会インフラを支える産業電池、車載用電池のほか、日々の便利で快適なくらしを支える乾電池の開発・生産・販売を行っています。
多様なデバイステクノロジーでより良い未来を切り拓き、豊かな社会に貢献しつづけることをミッションに、電子部品、FA・産業デバイス、電子材料などのBtoB事業を中心とした、幅広いソリューションを提案します。
ソリューション領域
社会オペレーションを支える事業
社会オペレーションを支えるサービス・エンジニアリングを強化し、グループの将来収益の核へ
製造や物流、サービスをはじめ、さまざまな現場で労働力不足が深刻化しています。加えて、エネルギーコストの上昇や環境対応への要請も重なり、企業や公共機関のオペレーションを取り巻く課題はますます複雑になっています。
当社グループは、これまで幅広い業界において世界中の現場にハードウェアを提供し、多くのお客様との接点を築いてきました。今後はその接点を生かし、AIやデジタルの力も活用しながら、市場に設置され稼働している製品を指す「MIF(Machines In the Field)」を起点に、コンサルティングや運用支援、保守・メンテナンス、システム連携など、サービス・エンジニアリングの提供領域を広げていきます。
※9 各シェアは、2024年の各事業マーケットシェアより当社調べ / 配線器具のシェア / SMT実装機のシェア
※10 BPO : Business Process Outsourcing (ビジネス・プロセス・アウトソーシング)
社会オペレーションを「止めない」「省エネ」「省人化」で支える
2028年度までのPhase1では、ハードウェア販売を中心としたビジネスモデルから、サービスを含む価値提供へと重心を移し、お客様の経営課題に深く寄り添いながら「止めない・省エネ・省人化」をサービス・エンジニアリングで支えます。ハードウェアの提供で終わらせず、お客様への貢献領域と期間を広げ、ソリューション領域の成長を加速させます。
ハードウェアの高い市場シェアを背景に、当社グループはお客様の多様な現場へ幅広くアクセスしており、設備運用に関する豊富なノウハウを継続的に蓄積しています。お客様のオペレーションへの理解を深め、サービス提供を拡張するとともに、サービス・エンジニアリング体制を強化し、社会オペレーションを支える事業を2029年度以降の将来収益の核へと育てます。
ソリューション領域を担う主な事業会社
「サプライチェーン」「公共サービス」「生活インフラ」「エンターテインメント」の4つを事業領域とし、B2Bのお客様に各種ソリ―ションを提供します。
電気設備の分野で、住宅、オフィス、ホテル、商業施設、スポーツ施設など社会を構成するあらゆる"くらしの空間"で事業を展開しています。
パナソニックHVAC&CC株式会社は、「空気・水・食」という暮らしの根幹を支える領域において、日常生活におけるさまざまなお困りごとを解決することを目指して誕生しました。
住宅、オフィス、商業施設、食品の流通など、さまざまな場面で、これまで培ってきた差別化技術と高い専門性に裏付けられた現場力を融合し、空気・水・食品に関わる幅広い製品・サービスを世界中で展開しています。
スマートライフ領域
ブランド認知・価値最大化をけん引
ブランドの認知・価値最大化で、グローバルでの信頼を向上
スマートライフ領域は家電事業を中心に、高収益化と持続的な成長の実現に向けて、グローバル標準コストの追求とアセットライト化により事業競争力を高めます。また独自のコア技術で差別化できる商品については、お客様に「違い」を感じていただける価値訴求を強化します。
家電を通じてお客様の信頼を獲得し、パナソニックグループのブランドをけん引する重要な役割を担うとともに、B2B領域における認知と信頼の向上にもつなげていきます。
スマートライフ領域を担う主な事業会社
家電を主体としたくらし事業及び関連するデバイスや法人向けソリューションを展開しています。「何気ない日常を、かけがえのない一日へ変えていく」をミッションに掲げ、日々のくらしに新たな価値を生み出し、一人ひとりの日常や人生をより豊かなものに変えていく、そのお手伝いをするという事業活動を行っています。