30年の眠(ねむ)りから覚(さ)めた木々たち

では、タイム・カプセルの中で30年間眠っていた植物を紹介(しょうかい)。取り出された種子はアカマツ、トドマツ、ヒノキ、スギの4種類。筑波(つくば)と京都にある森林総合(そうごう)研究所で発芽実験をして育てられたんだ。残念ながらスギは育たなかったんだけど、ほかの3種類は順調に育っている。発芽から2年半で下の写真のように大きくなったよ。(写真提供:毎日新聞社)

アカマツ
トドマツ
ヒノキ

今は小さな木だけど、何十年も育っていくと下のように大きな木になるんだ。
木はとても長生きだ。(写真提供:木の情報発信基地)

アカマツ(マツ科)

青森から九州屋久島まで広く分布(ぶんぷ)。高さは30メートル以上にもなる木なんだ。

トドマツ(マツ科)

北海道などの寒いところに分布している。20~30メートルまで大きくなる。

ヒノキ(ヒノキ科)

東北地方から南に分布している。これも高さが30メートル以上にもなるんだ。