化石燃料(かせきねんりょう)はどうやって作られるの?

電気などのエネルギーは、そのもととなる資源(しげん)が必要だ。エネルギー資源には、石炭、石油、天然ガスなどがある。これらは、化石燃料とよばれている。火力発電所で電気を作るほか、石油でプラスチック製品(せいひん)を作るなど、化石燃料はさまざまな用途(ようと)に使われているよ。

石炭、石油、天然ガスは、何億年も前に地球上にいた植物や水中のプランクトンなどの死がいが海や湖の底にたまり、バクテリアなどによって分解(ぶんかい)され、地熱で温められて変化したものだ。地中深くにうもれて、強い力で押(お)さえつけられ、長い年月をかけて植物は石炭になり、プランクトンなどは石油や天然ガスになったんだよ。

石油は主にアラビア湾岸諸国(わんがんしょこく)で多くとれ、石炭は主にアメリカや中国、ロシアなどでとれる。日本ではこれらのエネルギー資源を輸入(ゆにゅう)して、火力発電所で燃(も)やして蒸気(じょうき)を作り、タービンを回して電気を作っている。このほか、石油はガソリンや灯油を作る原料にもなる。化石燃料は、エネルギーを作るのに欠かせないものになっているんだね。