化石燃料(かせきねんりょう)がたりなくなるの?

電気やその他のエネルギーを、わたしたちは毎日なにげなく使っているよね。だけど、便利だからといってどんどん使いすぎていると、いずれなくなってしまうよ。エネルギーは、限(かぎ)りある資源(しげん)なんだ。

世界で今、最も多く使われているのが、石炭や石油などの化石燃料だ。特に石油は液体(えきたい)で使いやすく、使い道も多いため世界中で使われてきた。だけどほとんどの油田はすでに発見されていて、あと40年くらいで使い切ってしまうのではないかといわれている。石炭や天然ガスも、限りがある。石炭はあと約164年、天然ガスは67年もたないかもしれないといわれているよ。もし、使い切ってしまったら、その後はどうするんだろう。化石燃料は何千万年もかかってできたものなのに、人は作られた年月の何万倍もの早さで使っている。次の世代に何も残さないで、このまま使い続けていいのかな。

化石燃料以外のエネルギーだって、同じこと。原子力発電の原料には、ウランが使われている。ウランは天然の鉱石(こうせき)だから、限りがある。まきだって、木を切って使っているよね。資源を使いつくさないためにどうしたらいいのか、しっかり考えないといけないよね。