新型（しんがた）コロナウイルス感染症拡大（かんせんしょうかくだい）によって2020東京オリンピックが2021年に、無観客で開催されたね。開催もあやぶまれる中での大会だったけど、選手たちの熱い戦いはやっぱり感動的だったね。

選手たちや選手をささえた人たちの努力が実って、過去（かこ）最多金メダル27個（こ）、銀メダル14個、銅（どう）メダル17個も獲得（かくとく）したね！
競泳の女子200m個人メドレーと400m個人メドレーでは、大橋悠依（おおはしゆい）選手が2個も金メダルを獲得！夏季五輪における日本の女子選手初の2冠（かん）獲得で、女子競泳界初の快挙（かいきょ）なんだって。

体操（たいそう）競技では男子個人総合（そうごう）と男子種目別鉄棒（てつぼう）で、橋本大輝（はしもとだいき）選手が金メダルを2個獲得して、体操界の新王者になったね。卓球（たっきゅう）では今大会から新種目の混合（こんごう）ダブルスで、水谷隼（みずたにじゅん）選手と伊藤美誠（いとうみま）選手が金メダル！日本卓球界初の歴史（れきし）的な金メダルだよ。

柔道（じゅうどう）では史上（しじょう）最多の金メダル9個で、男子個人戦では史上初の金メダル5個、女子は金メダル4個も獲得したよ！なかでも男子66kg級 阿部一二三（あべひふみ）選手と女子52kg級 阿部詩（あべうた）選手の兄妹が、同じ日に同じ競技で金メダルをとったことは話題になったね！

同じ大会で同じ競技できょうだいで金メダルをとったのは、レスリングフリースタイル女子57kg級 川井梨紗子（かわいりさこ）選手と女子62kg級 川井友香子（かわいゆかこ）選手の姉妹もだよ！レスリングは男女で5個も金メダルを獲得したよね！

今大会から採用（さいよう）の新競技で、10代の選手たちが活躍（かつやく）した競技がスケートボードだよね。男子ストリートでは堀米雄斗（ほりごめゆうと）選手が初代王者に、女子パークの四十住さくら（よそずみさくら）選手が金メダル、女子ストリートの西矢椛（にしやもみじ）選手は何と日本人メダリスト最年少記録13歳（さい）での金メダル！12歳の女子パークの開心那 （ひらきここな）選手は銀メダルで、史上最年少メダリストだよ！
オリンピックが小・中学生にも身近な存在（そんざい）になってきてうれしいね。

パラリンピック大会でも、今まで以上に選手たちの競技が注目を集めたよね。
オリンピックにはない車いすを使ったテニスやバスケットボール、ラグビー、ボッチャをはじめ、陸上、競泳など、テレビで観戦して夢中（むちゅう）になった人が多かったよね。

メダルの数だけじゃなく、外国の選手の競技に感動したり、スポーツを純粋（じゅんすい）に楽しむ姿（すがた）が見られたりすることも楽しかったね。
スケートボード女子パーク、世界ランキング1位の岡本碧優（おかもとみすぐ）選手が逆転（ぎゃくてん）をねらった最後の大技（わざ）で転倒（てんとう）したけど、ライバルの選手たちが国をこえてかけよってその挑戦（ちょうせん）をたたえたシーンが印象（いんしょう）的だったよ。選手同士（どうし）の交流、友情（ゆうじょう）、尊敬（そんけい）が感じられることが、オリンピックの大きな魅力（みりょく）だね。

故郷（こきょう）を追われながらもスポーツを続けてきた世界各地の人々で構成（こうせい）された「難民選手団」が競技に出場したことも印象的。大変な状況（じょうきょう）にみまわれながらもトレーニングによって技をみがき続け出場する姿が、世界中の難民に希望と勇気をあたえているよ。

オリンピックには平和な世界に貢献（こうけん）したいという願いがこめられているんだよ。オリンピックが競技の感動だけじゃなく、おたがいのちがいをみとめ合い、尊敬しあい、世界の平和につながるものとして続けられていくといいね。

日本中が特別な気持ちでむかえた東京オリンピック。 どんなくらしの中で、みんながオリンピックを観戦したのかな？

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