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008「圧力なべ」開発の技術のウラ側
圧力(あつりょく)をかけて調理すると、素材(そざい)の温度がよりアップするよ。
圧力なべって知ってる?
豆とか、お肉とか、長時間煮(に)こむ料理をすばやく調理できるおなべなんだ。
どうして早く調理できるかのヒミツは圧力なんだよ。
ぴったりふたをして直径3.7ミリのノズルを139グラムの小さなおもりでふさぎ、熱を加えると、中の空気がおされて圧力が高くなる。
そうすると中の素材の温度が高くなって、早く調理ができるしくみなんだ。
圧力だけでなく、熱効率(ねつこうりつ)を良くする曲線的な底のカタチにもこだわりがあるよ。
その結果、ふつうのおなべにくらべて調理時間と光熱費が1/3になるんだって。
この圧力なべは電気式で、センサーが圧力と温度をコントロールしてくれるから、スイッチを入れたらそのままでOKなんだよ。
音も静かだから、蒸気(じょうき)が出るシューッて音が苦手な人でも、大丈夫(だいじょうぶ)。
万一トラブルで圧力が高くなりすぎても、蒸気をにがしたり電源(でんげん)が切れる工夫があるから、安心だね。