小さなコンピューターで動く家電の登場

1990(平成2年)
ワイドテレビ(ハイビジョン)
1997(平成9年)
家庭用プラズマテレビ
2003(平成15年)
空気清浄機能付きエアコン
1991(平成3年)
小型携帯電話※1
1997(平成9年)
デジタルカメラ
2003(平成15年)
酸素エアチャージャー
1995(平成7年)
家庭用デジタルビデオカメラ
2000(平成12年)
DVDレコーダー
1996(平成8年)
DVDプレーヤー
2002(平成14年)
カメラ付き携帯電話

※1この小型携帯電話は、現・NTTドコモの製品です。

今ではよく見かける携帯(けいたい)電話だけど、これはわりあい新しいものなんだ。最初は肩(かた)からかつぐ大きなものだったのが、どんどん小さくなって、今は手のひらに乗るようになり、デジタルカメラまでついている。電話はもともと話をするためのものだけど、それにデジタルカメラがついて、声だけでなく写真や動画まで送れるようになった。

ビデオにかわって出てきたのがDVD。最初は再生(さいせい)させるだけだったけど、今ではビデオテープと同じようにDVD-RAMなどに記録できるようになってきた。これまでのビデオよりも、画像(がぞう)がきれいで音もいい。何といっても、場所をとらないからとっても便利なのだ。

プラズマテレビも、コンピュータの進化によって生まれてきたものだよ。これまで何十年もテレビ画面に使われてきたブラウン管がなくなり、新しい方法で映像(えいぞう)を出すから、画面もきれいでとっても薄い。かべに取り付けられるようになって、家の中もすっきりしたよね。ビデオカメラもデジタルになり、小さなカメラでとてもきれいな映像がとれるようになった。

エアコンは、もともと家の中の空気を冷やしたり暖(あたた)めたりする機械だよね。それが、最近では空気をきれいにしたり、酸素(さんそ)のバランスを調整して、体にいい空気を作り出すようになっていたりするんだ。これも、携帯電話と同じように、もともとの使い方に新しい使い方が付け加えられている。

こうしてみると、今の家電製品は、コンピュータを使っているのはもちろんのこと、コンピュータに関係した多くの技術(ぎじゅつ)が使われるようになっている。コンピュータを中心とした進化が、家電製品にも取り入れられるようになって、便利で楽しいものがどんどんできつつあるのが、今の時代なんだね。