おふろの底の水は表面よりなぜぬるい?

いつもおふろに入った時に思うでしょ? どうしておふろの底の方は、上の方よりぬるいんだろう。

A 火から遠いから

B 熱いお湯は軽いから

C 地面が冷たいから

正解(せいかい)はB。温かい水は冷たい水よりも軽いんだ。水が一番重くなる温度は4度。それより温度が高くなればなるほど、軽くなっていく。下の方から温めるおふろの水も、温まって軽くなると上へあがっていくし、冷たくて重い水ほど下に沈(しず)む、というわけ。表面は熱くても、下にいくほど温度が下がって、一番ぬるい水が底に溜(た)まっていくよ。

水を温める時には、ぐるぐる回ることで少しずつ全体を温めていく。こういう水の動きを対流という。やかんなどで水を沸(わ)かしている時も、同じような動きをしているんだ。