通信ネットワークはどんなふうに発達したの?
18世紀の中頃から、電気を使って通信できる装置(そうち)を作ろうと、たくさんの人が研究を始めた。そして1837 年に、アメリカのモールスが発明したのが電信機だ。これは電線を使って、遠く離(はな)れた場所に電気の信号を伝えるもの。信号は短い音と長い音を組み合わせることで、文字をあらわしたんだ。電信を使って知らせる電報(でんぽう)は、日本でも大正から昭和にかけて、よく使われていたよ。
電話が発明されたのは、1876 年。アメリカのグラハム・ベルが作ったんだよ。最初はいちいち交換手(こうかんしゅ)をよび出さなくてはならなかったけれど、遠く離(はな)れた人と話ができるなんて夢(ゆめ)のようだっただろうね。1980 年代には電話線を使わない携帯電話(けいたいでんわ)ができた。中継基地(ちゅうけいきち)を通して、電話機から電波を発信したり受信したりでき、外出先からでも電話で話せるようになったんだ。
1990年代になると、インターネットが普及し始めた。インターネットは世界中のコンピューターをつなぐ巨大な通信ネットワークだ。電子メールを送ったり、ウェブサイトを見たりできるんだ。今では、スマートフォンを使ってどこからでもインターネットにつながる時代になったんだよ。
通信技術は、これからもどんどん発展していくんだろうね。私たちの生活は、もっと便利で豊かになっていくと思うよ。