レンズを通して見てみよう!

コップの水をすかして物を見ると、ゆがんで見えたり、さかさまに見えたりするよね。これはコップの水がレンズのはたらきをして、光線を曲げているからなんだ。望遠鏡(ぼうえんきょう)など、物を見る道具にはレンズがついている。レンズには凸(とつ)レンズと凹(おう)レンズがあり、どちらも光の向きを変えるはたらきをしているよ。

凸レンズはまん中がふくらんだ形をしていて、光を通すと内側に折れ曲がる性質(せいしつ)がある。凸レンズを近づけて見ると、物が大きくうつって見えるよ。脳(のう)は目に入った光線が折(お)れ曲(ま)がってるとはわからず、まっすぐきていると思いこむ。それで実際(じっさい)よりも大きい姿(すがた)に見えるんだ。

凹レンズは、まん中がへこんだ形をしている。凹レンズを通すと、光は外側へ折れ曲がり、光は広がるように進む。すると目は広がった光線を見て、実際の物よりも小さくうつって見える。光が折れ曲がっているせいで、脳がかんちがいしてしまうんだね。