小さな物を大きく見るにはどうする?
小さな物を拡大(かくだい)して見る道具が、顕微鏡(けんびきょう)だ。顕微鏡で見ると、細胞(さいぼう)やアメーバなど、目に見えない物も見ることができるよ。
顕微鏡には、対物(たいぶつ)レンズと接眼(せつがん)レンズという2つの凸(とつ)レンズが使われているよ。まず、対物レンズのそばに見たい物を置(お)いて、拡大した像(ぞう)を作る。この像を、接眼レンズを通して見ると、さらに大きく見えるしくみだ。顕微鏡の下からは、外からの光を取り入れる反射鏡(はんしゃきょう)がついていて、明るく照(て)らしているよ。
学校などでよく使われる顕微鏡は、光学顕微鏡とよばれていて、物を2,000倍まで拡大して見ることができる。これより、もっと拡大して見ることができるのが、電子顕微鏡だよ。電子顕微鏡は、光のかわりに電子線を使って拡大している。電子顕微鏡を使うと、なんと100万倍まで拡大することができるよ。