映画のカメラってどういうもの?
映写機(えいしゃき)はフィルムの像(ぞう)をレンズによって拡大(かくだい)し、大きなスクリーンに映画をうつし出す機械(きかい)だ。1コマごとにシャッターを切りながら、1秒(びょう)間にたくさんのフィルムを送る。するとパラパラまんがみたいに、連続して動く画像として見ることができるよ。
これは画像を速(はや)く送ると、目と脳(のう)が速さについていけなくて、前の画像が頭に残ったまま次の画像を見てしまうからだ。すると、画像はまとまったつながりに見える。自然に動いて見えるには、1秒間に16枚(まい)以上の画像を送ることが必要だ。映画のフィルムではふつう、1秒間に24枚の速さでフィルムを送っているよ。
映写機は、フィルムのサイズによって、8ミリ、16ミリ、35ミリ、70ミリの種類がある。16ミリ映写機は、持ち運びやすいので学校などでよく使われる機械だ。映画館では、35ミリの映写機がよく使われているよ。