体の中を見るカメラがあるってほんと?
体の中など、目で見えないものを見るカメラがあるって知っているかな。身体検査(しんたいけんさ)で、レントゲン写真をとったことがあるよね。レントゲンは、X線を使って体の中を撮影(さつえい)する機械(きかい)だ。X線を発生させるX線管とフィルムの間に人が立って、X線をあてる。すると内臓(ないぞう)によってX線の吸収(きゅうしゅう)ぐあいが違(ちが)うため、フィルムに白黒の像(ぞう)になってうつるんだ。X線のほかにも、磁気(じき)を利用したMRIは、体を輪(わ)切りにした状態(じょうたい)で撮影(さつえい)することができるよ。
体の中をもっとはっきり見るためには、内視鏡(ないしきょう)が使われるよ。これは、光ファイバーケーブルの入った細いくだを、のどなどから体の中へ入れて、体の中を見る機械だ。くだの中には、照明(しょうめい)ケーブルや画像ケーブルなどが入っている。そして、照明ケーブルが体の中を照(て)らし、ケーブルから中のようすが画像で送られるしくみだ。接眼(せつがん)レンズやモニターを通して見ると、体の中がきれいにうつって見えるよ。