まず「エネルギー」と聞いて、何を思いうかべる?
電気のこと?
「エネルギーのある人」って使う時もあるから、何か元気なイメージもあるね。
じゃあみんなのエネルギーは?
そう、みんなが元気に運動したり勉強したりできるのは「食べもの」という エネルギーをとっているから!
エネルギーとは、ものを働かせたりする力、だね。
じゃあ、みんなのまわりのエネルギーについて考えてみよう。
エネルギーを使うものや動くものには、家や学校ではどんなものがあるかな?
電気やガス、灯油や石油などの「エネルギーを使うもの」や
「エネルギーの種類」、「エネルギーでどんな仕事をしているか」を
ワークシート(エネルギー編①の1)に書きだしてみよう。
ワークシート「エネルギー編①」
自由研究のまとめ方をくわしく説明しているよ!
(→「自由研究のまとめ方」)
次は、町や会社にあるものを書きだしてみよう。いろいろ思いついたかな?
車やバスなどの交通手段(しゅだん)や、工業や農業などの産業など、 いろいろなところでエネルギーを使っているね。
わたしたちはたくさんのエネルギーを使ってくらしているんだね。
このようにわたしたちがくらす中で直接(ちょくせつ)使うエネルギーを 「直接エネルギー」というとすると、「間接(かんせつ)エネルギー」というものがあるんだ。
「間接エネルギーが使われているもの」は、使用している時に 直接エネルギーを使っているわけではないけど、 ものがつくられてわたしたちの手にとどくまでに、 たくさんのエネルギーが使われているものだよ。
たとえば、みんなが使っている教科書やノートには
エネルギーが使われているかな?
教科書にエネルギーって、ピンとこないかもしれないね。
ノートや教科書は、「木を切ってパルプにする」 「工場で印刷・製本(せいほん)する」
「店や学校にとどける」 という流れをへて、君たちの手もとにとどいているよね。
パルプにする時には、木を切ったりパルプにするため、機械を動かすエネルギーを使う。
印刷・製本する時には、工場の機械を動かすエネルギーや、
あまった紙をすてるエネルギーを使う。
店や学校にとどける時には、輸送(ゆそう)のためのトラックのエネルギーを使う。
エネルギーは直接使うもの以外にも、間接的にもたくさん使われているんだよ。