
ここで太陽の光について考えてみよう。
太陽の光や熱は、どんなところで使われているのかな?
たとえば
ふとんを干(ほ)して、かんそうさせ、きんを殺す。
おうちの人がふとんを干しているのを見たことがあるよね。
冷たい空気をさえぎり中の空気をあたため太陽の光を通す
ビニールハウスを使って、寒いところや冬でも農作物を育てる。
冬でも夏の野菜であるトマトが食べられるね。
魚を干してかんそうさせて長もちさせ、うまみをだす。
これは「魚のひもの」だね。
太陽のエネルギーは殺菌(さっきん)や消毒に使ったり、
農作物を育てたり、食べ物のうま味成分を作りだしたり、と
いろいろ活用されているよ。
昔からくらしに欠かせないものになっているんだね。

太陽の力が昔からくらしの中で活かされてきたのは、なぜかな?
考えてみよう。
ふとんを干(ほ)したり、ビニールハウスで植物を育てたり、 魚のひものを作ったりする時の太陽の光と熱のエネルギーは、晴れていれば、 どこでも使うことができる。だれでも使うことができる。
だから、昔からくらしの知恵(ちえ)として利用され、
くらしに欠かせないものとされてきたんだね。
これからますます「創エネ」が大切になってきている今、
かぎられた発電所だけでなく、学校や家などいろいろなところで エネルギーをつくることができる太陽光発電は、
ますます注目されているよ。
ワークシート(創エネ・蓄エネ編①の1)に記入しよう!

自由研究のまとめ方をくわしく説明しているよ!
(→「自由研究のまとめ方」)

太陽光発電についてリサーチするために、
まず光電池について確認(かくにん)してみよう。
4年生の時に光電池について習った人は、 どんなことを習ったか、覚えてる?
光電池にプロペラをつないで光電池に光を当てる実験をすると、プロペラが動きだすよ。
つまり、この実験で 動きだしたのは光電池の働き。
光電池は光を電気に変えていた。
光電池は光の方向に向けるとたくさん電気ができた。ということがわかるね。


今度は光電池でより強い電気をつくる条件(じょうけん)をさぐるために、 光電池と電流計を使って調べてみよう。
実験の前に、より強い電気をつくるためにはどうしたらいいか、 仮説(かせつ)をたててみよう。
「光が当たる角度」や「光が当たる面積」が関係しているなど、
いろいろな仮説を考えてワークシート(創エネ・蓄エネ編①の2)に記入しよう!

自由研究のまとめ方をくわしく説明しているよ!
(→「自由研究のまとめ方」)

光電池でプロペラを回すことができたけど、太陽光をさえぎると、プロペラは止まってしまう。
太陽光発電は二酸化炭素(にさんかたんそ)を排出(はいしゅつ)しない長所があるけど、
課題は太陽があたっている時しか電気をつくれないことなんだね。
太陽電池は「電池」という名前がついているけど、「電気」をためることができない。
昼間につくった電気をムダなく使うためには、どうしたらいいと思う?
太陽電池で発電した電気をためる「蓄(ちく)電池」が開発されているんだよ。

電気を「つくる」「ためる」が実現(じつげん)すれば、
必要な時に電気をムダなく使うことができるね。
「創(そう)エネ」と「蓄(ちく)エネ」はセットで考えることが大切なんだよ。
太陽電池でつくった電気をたくわえて使うことができるし、停電の時も電気を使えて安心だよ。
ますます技術(ぎじゅつ)が進化して普及(ふきゅう)するといいね。