

エルニーニョってなに?
エルニーニョ現象(げんしょう)って、聞いたことはあるかな?エルニーニョ現象とは、太平洋の中部から南米ペルー沖(おき)にかけて、海面の水の温度が大きく上がることをいう。この現象は4~5年おきに発生し、半年から1年ほど続くんだ。でも、発生する原因(げんいん)など、まだわからないことも多い。

エルニーニョ現象が起きると、大気にも影響(えいきょう)を及(およ)ぼし、世界中にさまざまな異常気象(いじょうきしょう)を引き起こすといわれている。エルニーニョ現象が起きた年では、太平洋や北アメリカでは、いつもの年より気温が高くなったり、たくさん雨が降(ふ)るというんだ。遠く離(はな)れた日本でも、エルニーニョ現象の影響で、夏に雨が続いて冷夏になったり、冬は暖冬(だんとう)になりやすいといわれているよ。