エルニーニョとラニーニャってなに?
エルニーニョ現象(げんしょう)って、聞いたことあるかな?エルニーニョとは、太平洋の中部から南米ペルー沖(おき)にかけて、海面の水温が通常よりも大きく上がる現象のことだよ。この現象は44~5 年おきに発生し、半年から1 年ほど続くんだ。でも、発生する原因(げんいん)はまだ完全にはわかっていないんだ。
エルニーニョ現象が起きると、大気に大きな影響(えいきょう)を及ぼして、世界中でさまざまな異常気象(いじょうきしょう)が発生することがあるんだ。たとえば、太平洋や北アメリカでは、通常の年より気温が高くなったり、たくさんの雨が降ることがあるんだ。エルニーニョ現象は日本にも影響して、夏に雨が多くて涼しい日が続いたり、冬には暖かくなりやすいんだよ。
でも、エルニーニョの反対現象「ラニーニャ現象(げんしょう)」もあるんだ。ラニーニャは、エルニーニョとは逆に、太平洋中部から南米沖の海水温が通常より低くなる現象を指すよ。ラニーニャが発生すると、エルニーニョとは異なるタイプの異常気象を引き起こすことがあるんだ。たとえば、太平洋地域での乾燥(かんそう)、東南アジアでは豪雨(ごうう)、日本では、夏は猛暑(もうしょ)になりやすく、冬は大雪が降ることもあるよ。
エルニーニョとラニーニャは、自然界の大きな力が作り出す現象で、私たちの生活や農業(のうぎょう)、気候に大きな影響を与えることがあるんだ。