IOCヤング・リーダーズとして新たに25名が参加

2021年2月12日

新規公募を行っていたIOCヤングリーダーズ・プログラムで、新たなメンバーが選出。選ばれた25名は、今後4年に渡って、ワールドワイドオリンピックパートナーであるパナソニックがサポートする本活動に参加することとなります。世界5大陸・25か国から集まった彼ら、明日のリーダーたちが取り組むのは、スポーツに特化したサスティナブルなソーシャルビジネス。毎週提供される学習プログラムとリーダーシップ発揮のチャンスを通じて、そのビジネスの起案から立ち上げまでの実現を目指します。

本日、国際オリンピック委員会(IOC)は、スポーツの力を活かし、地域社会へ明るい変革をもたらす25名の新しいIOCヤングリーダーを選出したことを発表いたします。これまでの運営経験に基づいて改良された今回のプログラムは、期間が1年間から4年間へと拡張。この度選ばれた第5期IOCヤングリーダーの皆さんは、この新プログラムのサポートの下で活動を展開します。4年のプログラム期間を通して、社会起業家としての成功に欠かせない専門知識やツールの提供を受けながら、参加者たちは、スポーツを通じて社会に良い影響を与えることを目指します。

2月からスタートする本プログラムの目的は、世界各地における喫緊の課題に、独自の社会起業で取り組もうとする若者を支援すること。選出されたヤングリーダーは、スポーツを基軸としたソリューションの提供によって、それぞれの地域が直面している社会課題の解決に向けて活動していきます。参加者には本プログラムから、4年間で計10,000スイスフランの資金援助、毎週の学習プログラムおよびリーダーシップを発揮する機会の提供、といった支援が行われます。

また、IOCヤングリーダーは、「オリンピズムのアンバサダー」として、スポーツにまつわる様々なテーマで展開されるオリンピック・ムーブメントやIOCの広報活動へ積極的に参加します。また、グローバルにおいてオリンピックおよびその価値の認知向上を図ります。

本プログラム開始にあたり、IOC会長トーマス・バッハは次のように語りました。
「オリンピック・コミュニティに関わるすべての人が、スポーツを通じて世界をより良い場所にする、というミッションを共有しています。そして、このミッションを世界中の若者たちが地域社会で実行できるよう支援するのが、IOCヤング・リーダーズ・プログラムです。オリンピックパートナーであるパナソニックの多大な貢献のおかげで、本プログラムの第1回から第3回までを成功裏に終わらせ、この度さらに内容を拡充することができました。スポーツに機軸を置いたサスティナブルな社会事業の構築に重点を置き、25名の未来ある若者にユニークなまたとない機会を提供していきます。私たちが掲げるオリンピックの精神に基づき、新たに選出されたIOCヤングリーダーたちを心より歓迎します。彼らのエネルギーとモチベーションには既に感銘を受けていますが、この先一人一人とお会いして、スポーツを通じて地域社会に明るい変革をもたらす方法について、それぞれのアイデアを教えてもらえる日を楽しみにしています。」

応募者総数350名から最終選考に残った25名は、全員が競技の選手や指導者など、スポーツ関連の出自を持っているか、スポーツに対する明確な情熱の持ち主です。今回選ばれたヤングリーダーは、初参加となる国を含む5大陸・25か国から集まったというグローバル面、女性13名、男性12名という多様性の面からも、非常にバランスの取れたメンバー構成となっています。

今回選出されたIOCヤングリーダー25名の一覧はこちらからご覧いただけます。(英語 / IOCウェブサイト)
https://www.olympic.org/young-leaders/ioc-young-leaders-2021-2024

IOCヤング・リーダーズ・プログラムとは

2016年に開始されたIOCヤング・リーダーズ・プログラムは、スポーツの力を活かし、地域社会へ明るい変革をもたらす若者を支援しています。これまでに、IOCからのシードファンディングとメンター・ネットワークの支援を受けて、世界各地で116のプロジェクトが実施され、インスピレーションに満ちた若者たちが、スポーツを活用して教育、社会的包摂、持続可能性、福祉などのテーマを推進し、世界中のコミュニティで30,000人以上の人々に手を差し伸べています。

以前は「IOCヤング・チェンジ・メーカーズ・プログラム」として知られていましたが、2019年に「IOCヤング・リーダーズ・」にその名称を変更しました。変更の背景には、オリンピック・ムーブメントの中核を担う若者たちがますます重要な役割を果たしていることがあり、本プログラムに選出された次世代を担う若者たちは、国際オリンピック委員会の構成メンバーとしての活動だけではなく、国際的なイベントや会議に参加して、スポーツを通した社会貢献の素晴らしさを広めています。

IOCヤングリーダーズ・プログラムの詳細については、こちらをご覧ください。(英語 / IOCウェブサイト)
https://www.olympic.org/young-leaders/

ワールドワイドオリンピックパートナーであるパナソニックの継続的サポート

2017年以降、パナソニックはワールドワイドオリンピックパートナーとして「IOCヤングリーダーズ・プログラム」を支援してきました。プロジェクトの助成金やAV機器購入のための追加資金を提供するとともに、本プログラムやヤングリーダーたちのプロモーションを目的に、インパクトに富んだストーリー動画の制作を続けています。

本プログラムに対するパナソニックのサポートについては、こちらをご覧ください。
https://www.panasonic.com/global/olympic/ja/iocyoungleaders.html