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次世代を担う若者に公平なスポーツと教育の機会を-
ネイサン・チェン選手

名前:ネイサン・チェン
競技:フィギュアスケート
種目:男子シングル、団体戦
オリンピック出場経験:平昌2018オリンピック、北京2022オリンピック

ネイサン・チェン選手は5人兄姉の末っ子として生まれました。幼いころから2人の兄とアイスホッケーの練習をして競ううちに競争心の強さが自然と培われたと言います。チェン選手は今やフィギュアスケート界のレジェンドとなり、直近の北京2022 冬季オリンピックでの男子シングル金メダルを含む3つのオリンピックメダルを獲得し、世界選手権3連覇、全米選手権6連覇の成績を残しています。

大切な家族が教えてくれたこと

写真:カメラを持つネイサン・チェン選手

この若さで成し遂げた数々の偉業を見れば、誰もがチェン選手をフィギュアスケートの神童と思うでしょう。しかしチェン選手にとってこれは長年の懸命な努力の賜物に他なりません。実際、両親はチェン選手がごく小さい時からスケートを習わせたため、その頃の記憶ははっきりしないといいます。3歳の時にスケート靴を与えられたチェン選手にとって氷上を滑ることは歩くことと同じくらい自然なことでした。そしてユタ州ソルトレークシティーの寒い冬がスケートへの情熱を育み、その才能を開花していくことになりました。
数々の大会で次々とトロフィーを獲得し、メダルの山を築くようになれたこと。チェン選手は、自身のこれらの素晴らしい成績は、両親、特に母親のサポートによるところが大きいと考えています。もっと練習して最高のスケーターになりたい。ここまでの道のりには、多くのアスリート仲間、コーチ、フィギュアスケート界の大物等の支えがありましたが、両親が日々そそいでくれる愛情とサポートなしにはこれまでの成功はあり得なかったといいます。

スケートリンクの枠を飛び越えて

写真:スケートリンクに立つネイサン・チェン選手

チェン選手は更に家族の期待に応えます。平昌2018冬季オリンピックで劇的なデビューを飾ってから僅か数か月後、家族が念願だったもう一つの大きなデビューを果たしました。今度は氷上ではなく高等教育の場でした。北京2022 冬季オリンピックに向けて練習を続けながらイェール大学で統計学とデータサイエンスの学位取得を目指すことにしたのです。

チェン選手と家族にとって教育は常に最も優先されるべきものでした。そんなこともありイェール大学に入学する機会を得た時、進学する他以外の選択肢はありませんでした。またチェン選手の家族の最大の関心事はスケートを続けながらどのように学業との両立、バランスをとるかということでした。

チェン選手が大学で勉強することを決めたもう一つの理由は、スケート競技という狭い世界で成長したがゆえに異なる考えや概念、人々に接する機会が極端に少ないと感じていたことです。それぞれの目標に向かって努力している様々な背景を持つ人々が集う環境に身を置く。そうすることでチェン選手は周囲に刺激を与えつつ自己の視野を広げ可能性に満ちた世界を探ることを考えました。

次世代を担うすべての若者に公平な教育の機会を

「大事なのは単に教育を受けることだけではありません。誰もが公平に教育を受けられることが重要なのです」– ネイサン・チェン

アジア系アメリカ人アスリートであるチェン選手は自身がスポーツの機会に恵まれたことの重要性を認識しています。自身の成長や学びにつながり、スポーツの外の世界でも成功し続けるための必要なツールを身に付けることができたからです。たとえ、学問であろうとスポーツであろうと、誰もが公平に参加できる機会がなければならない。イェール大学で学ぶうちにこうした思いは一層強まりました。実際、学生として過ごす毎日の中でチェン選手は自身の成長につながる多くの可能性をすでに見つけることができました。

地域や人々のサポートなしでは今日の自分はあり得ないとするチェン選手はまた、地域の人々に恩返しすることが責務だと考えています。優れた才能が現れても、家族にはチェン選手に個人のコーチをつけるような余裕はありませんでした。スケートを続けることを諦めなければならなかったかもしれません。しかし、次第に地域の人々が結束し、成功のために欠かせない用具その他のサポートをするようになったのです。

写真:ネイサン・チェン選手の横顔

チェン選手は自身の恩返しとして、自身の活躍を通じて次世代を担うすべての若者に刺激を与えたり、未来への道を切り開いていきたいと考えています。スポーツ界におけるマイノリティ、高等教育機関におけるプロスポーツ選手といったような従来なら存在すら思いつかないような立場の人々が各分野で成果を収めること。人は外見、経歴にかかわらず、いつでも夢に向かって努力し成功をつかむことができると次世代を担うすべての若者に伝えたいと考えています。

パナソニックと一緒に叶えたいこと

写真:松の横に立つネイサン・チェン選手

今後、世界でSTEM(科学、技術、工学、数学)分野のスキルを持った人材の需要が一層高まるといわれています。このような需要の高まりを見据え、パナソニックは、次世代を担うすべての若者へ教育の機会を設け、STEM分野のスキルを持つ人材育成に貢献しようと精力的に取り組んでいます。自身もSTEM分野の学生であるチェン選手は魅力ある画期的な教育プログラムを世界中の次世代を担う学生の誰もが享受できることを目指しTeam Panasonicのメンバーに加わりました。

チェン選手とパナソニックはこれからも、次世代を担うすべての若者が公平にスポーツや教育にアクセスできるような世界の実現を模索していきます。自分の確かな想いを持ち続ければ、いつの日か、どんな壁や困難も乗り越えていけるでしょう。

次世代を担うすべての若者に公平な教育の機会を与えたいというパナソニックの取組に私は常に感銘を受けています。–ネイサン・チェン

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