海にはどんな生き物がすんでいるの?
海の生命を支(ささ)えているものは、とっても小さなプランクトンだ。プランクトンには、植物プランクトンと動物プランクトンとがある。植物プランクトンは葉緑素(ようりょくそ)を持ち、光をエネルギーにしているよ。動物プランクトンは植物プランクトンを食べて増(ふ)え、動物プランクトンは小魚などに食べられる。そして小魚は、より大きな魚などの動物に食べられ、今度はイルカなどが大きな魚をエサにしているんだ。このように、生き物たちは食べたり食べられたりして、つながっているんだね。これを食物連鎖(しょくもつれんさ)とよんでいるよ。
草食動物のように、海藻(かいそう)を食べる魚がいる。肉食動物には、サメやアンコウ、イソギンチャクなどがいる。クジラは、魚やプランクトンも一緒にのみこんで食べる。深い海の底で生きるものもいれば、日光がさしこむ浅い海にすむものもいる。海はさまざまな生物を育み、それぞれがバランスを保(たも)つことで生態系(せいたいけい)を作っているんだよ。