今とはどこが違うか調べてみよう!
1900年ごろの「仕事」は?

明治時代になると近代化が急激に進み、農業中心の社会から工業が成長・発展していった時期だったよ。工場につとめる人がふえていったけど、それまでの農業や漁業などとは違う、長時間分業で決められたことをくり返す働き方がふえていった時代なんだ。

また近代化のひとつとして、そして信頼性の高い情報を伝える重要性から、明治時代のはじめに作られたのが郵便制度だよ。はじめの頃は人が走ったり馬車を使ったりして郵便物を運んでいたけど、各地の鉄道開通とともに、鉄道を使ってより早く配達できるようになっていったんだよ。

一方、伝統的な職人の仕事もさかんに行われていたよ。竹細工ではかごやざる、せんす、筆など、身のまわりや台所で使う道具がいろいろ必要とされていたんだ。今みたいにプラスチック製品が普及してなかったからね。

明治40年代の制服  郵便を配達する人

郵便配達をする人(1909年の制服)

この時代は子どもたちもよく働いていたよ。手仕事が多いからみんなお手伝いしてたんだ。みんなはどうかな?