

2000年代になると、1990年代から普及(ふきゅう)し始めていたパソコンやインターネットが一気に身近になっていくよ。
家庭でパソコンが日常(にちじょう)的に使われるようになるんだ。
携帯(けいたい)電話では1999年にNTTドコモのiモードが発売されたり、2000年にカメラ付き携帯電話が発売になり、魅力(みりょく)がふえてどんどんみんなが持つようになっていく。
そういう便利になっていく社会の中で、一方では環境(かんきょう)問題への関心も高まっていくんだ。


2000年ごろになると、家事はより快適(かいてき)に、より楽しく。
そんな家電製品がふえていったんだ。
炊飯器(すいはんき)では2000年に銅釜(どうがま)炊飯器が発売され、おいしいご飯づくりがさらに追求されたんだよ。
また、タテ型が主流だった洗濯機(せんたくき)では、横のドアから洗濯物を出し入れするドラム式洗濯機が普及(ふきゅう)し始め、2002年には部屋の広さやよごれなどを判断(はんだん)して掃除(そうじ)をするロボット掃除機が発売され、注目されたんだ。
ロボットが掃除してくれるのは、楽しいね。


2000年のBS地上デジタル(地デジ)放送開始や2003年の地デジ放送開始に合わせて、地デジ対応(たいおう)テレビがつくられていったんだ。
地デジ放送では電波をデジタルに置きかえて送るから、画面がきれいに見えて、知りたい情報(じょうほう)をこちらから引きだしたり、送ったりできるようになるんだよ。
また、このころからブラウン管を使ったテレビではなく、スマートなうす型テレビや、迫力(はくりょく)のある大画面テレビがふえていったんだ。


今までにないコンピュータを使ったおもちゃが出てきたのがこのころ。
2000年には、いやし系(けい)の犬型ロボットが発売されたんだ。
外部の環境(かんきょう)に反のうして、歌ったり、すねたりとゴキゲン度がコロコロ変わる、かなり気分屋の「ネコ型気しつの犬型ロボット」だったんだよ。
それから2002年に発売されたバウリンガルは、犬の鳴き声を日本語に翻訳(ほんやく)する犬とのコミュニケーションツールになって大ヒットしたんだ。
犬好きな人が多いのもヒットの原因(げんいん)?


1993年にJリーグがスタートして、1990年代からブームになってきたサッカー。
2002年に日本と韓国(かんこく)がワールドカップ史上はじめて共同開催(かいさい)国となり、アジア初のワールドカップが開かれたんだよ。
日本はベスト16位に入り、この大会をきっかけに、2000年代はさらにサッカーファンがふえたんだ。
※パナソニックキッズスクール「SDGsって知ってる?」のページは、日本持続発展教育推進フォーラム・理事 手島利夫氏のご協力のもと、国連広報センターおよびセーブ・ザ・チルドレン サイト内 持続可能な開発目標(SDGs)説明ページを参考に制作しております。