

東京タワーに変わってデジタル放送をよりスムーズに通信するための電波塔(とう)として、東京スカイツリーが開業したのがこの年。
電波塔としては世界一の634mの高さなんだよ。
その後展望台(てんぼうだい)への来場者数が開業約3年半で累計(るいけい)2000万人を突破(とっぱ)するほど、話題の場所になったんだ。君も行ったことがあるかな。
またこの年は携帯(けいたい)電話の中でスマートフォンを持っている人の割合(わりあい)が急激(きゅうげき)にふえたり、発光ダイオードを使ったLED(エルイーディー)照明が普及(ふきゅう)した年でもあるんだ。
LED照明は白熱灯にくらべて約87%、蛍光(けいこう)灯にくらべて約30%消費電力がへらせるんだって。


このころは、役に立つアイデアがみんなに喜ばれてヒットしたものがたくさんあるよ。
2010年に発売されたWヘッドベースのコードレススチームアイロンは、ユニークな形による使いやすさで大人気なんだ。
日本だけでなく海外でも大ヒット商品になっているよ。
また同じ年に発売されたGOPANは小麦粉や米粉だけじゃなく、お米からもパンができるホームベーカリー機器。いつもできたてのもちもちしたパンが食べられるっていいね。
2012年に発売されたコンパクトな食器洗(あら)い機「プチ食洗(しょくせん)」も場所をとらないから、少人数の家族に人気なんだよ。


3D(スリーディー)映像(えいぞう)って知ってる?立体的にみえる映像のことなんだ。
映画(えいが)で3D映画がヒットしたり、テレビでも3Dテレビが登場してきたのがこのころなんだ。
専用(せんよう)のメガネをかけて見るんだよ。おもしろいね。
テレビだけじゃなくて、ブルーレイディスクプレーヤーや家庭用ゲーム機、業務(ぎょうむ)用ビデオカメラなどの3D対応(たいおう)機器が続々と発売されたのも、このころ。
同じシーンでも立体的に見えると、ずいぶん迫力(はくりょく)がちがうんだよ。


2010年にはパソコンの画面と一緒(いっしょ)に使える電子黒板の新しいタイプが登場したんだ。
こういう電子黒板はヨーロッパではたくさんの学校で使われているんだって。
日本でも新しい授業(じゅぎょう)のスタイルとして、これからふえていくかもしれないね。
また、1990年代から発売されていた電子書籍(しょせき)がこのころから普及(ふきゅう)し始めるんだ。
紙や黒板から、デジタル画面に変わる場面がふえていったんだね。


小惑星探査機(しょうわくせいたんさき)「はやぶさ」は2003年5月に打ち上げられ、いくつものトラブルを克服(こくふく)しながら、2010年6月13日オーストラリア南部の上空で大気圏(けん)に再突入(さいとつにゅう)し、ぶじに帰還(きかん)することができたんだ。
約60億キロの7年におよぶ旅だったんだよ。
月以外の天体に着陸した探査機が帰還したのは世界ではじめてのことだったんだ。
2005年9月に小惑星イトカワに到着(とうちゃく)して写真も撮(と)ってきたんだよ。
そして、今度は「はやぶさ2」が2014年12月3日に打ち上げられ、2020年に地球に帰ってくるんだ。
途中(とちゅう)で小惑星の石や砂(すな)を取ってくる計画なんだよ。
成功するといいね。
※パナソニックキッズスクール「SDGsって知ってる?」のページは、日本持続発展教育推進フォーラム・理事 手島利夫氏のご協力のもと、国連広報センターおよびセーブ・ザ・チルドレン サイト内 持続可能な開発目標(SDGs)説明ページを参考に制作しております。