今とはどこが違うか調べてみよう!
1930年ごろの「学校」は?

小学校は、尋常(じんじょう)小学校と呼(よ)ばれていた。6年まであって、義務(ぎむ)教育はそこまで。尋常小学校を卒業すると次は高等小学校、その後は旧制(きゅうせい)中学や女学校へ進学した。

学校の勉強では、修身(しゅうしん)という授業(じゅぎょう)があった。親孝行(おやこうこう)をすることや、天皇陛下(てんのうへいか)を敬(うやまう)うことなどを習ったんだ。給食(きゅうしょく)はなく、お弁当(べんとう)を持っていった。冬にはお弁当をストーブであたためて、食べたりもしたそうだよ。ストーブは、薪(まき)や石炭を使ってあたためていた。

学校は木造(もくぞう)の校舎(こうしゃ)で、机(つくえ)やイスも木でできていた。今の用務員(ようむいん)室は、「こづかい室」と呼ばれていた。用務員さんは「おこづかいさん」と呼ばれ、住みこみで働いて学校でのお世話をしてくれていたんだ。