家電の高機能化と小型化の時代

1977(昭和52年)
VHS方式家庭用ビデオデッキ
1981(昭和56年)
パソコン[デスクトップ型]
1982(昭和57年)
ポータブルヘッドホンステレオ
1985(昭和60年)
ポータブルCDプレーヤー
1978(昭和53年)
音声多重放送対応テレビ
1981(昭和56年)
日本語ワープロ
1983(昭和58年)
MSXパソコン
(写真は1986年製)
1987(昭和62年)
携帯電話※
1978(昭和53年)
VHS方式家庭用ビデオカメラ
1982(昭和57年)
インバーターエアコン
(写真は1983年製)
1985(昭和60年)
ショルダーホン※
1987(昭和62年)
コードレス電話
1979(昭和54年)
2-6時間ホームビデオ
1982(昭和57年)
CDプレーヤー
1985(昭和60年)
留守番機能付き電話
1988(昭和63年)
パソコン[ノート型]

家電製品(せいひん)の性能(せいのう)が大きく進化したのがこの時代。あったらいいな、便利だなと思うようなものが、どんどん発売されていったんだ。

たとえば携帯(けいたい)電話。少し前までは未来のことだと思われていたコードのない電話が、最初は自動車用として、その後はバッグのようにかつぐタイプになって、どこでも電話をかけられるようになった。今ではとっても小さい携帯電話も、最初はけっこう大きかったんだね。

CDやヘッドホンステレオができたのもこのころ。それまで家で聴(き)くものだった音楽を外に持ち出すことができるようになった。レコードにくらべてカンタンで便利なCDができて、音楽がずいぶん身近になったんだ。

家の中にも便利なものがたくさん登場したよ。今ではDVDレコーダーなどがあるけれど、みんなの家ではまだまだビデオが活躍(かつやく)しているんじゃないかな。ビデオはもっと前から、放送局なんかで使われていたけれど、家庭用ができたのが、ちょうどこのころ。テレビ番組はだいたい1時間区切りだけど、長いドラマは3時間くらいある。それにあわせて、6時間もの長時間録画ができるようになっていたんだ。

ビデオができる前は、見たいテレビ番組があると、その時間には必ずテレビの前にいなければならなかったけれど、テレビ番組を録画できるようになったので、時間に関係なく好きなときに見られるようになった。仕事から遅(おそ)く帰ってきてプロ野球を見たり、映画(えいが)を録画しておいて休日に見たり、そんな時間のコントロールもできるようになったんだね。また、ビデオカメラもこのころにできたから、みんなの小さいころのビデオなんかも撮(と)っておけるようになったんだよ。