そもそも火とは何だろう?

赤く光って、めらめらと燃(も)える火。火のそばに近づくと、熱く感じるね。そもそも、火って何だろう。火は、ものが燃えている時のようすだ。ろうそくやライターの火のように、炎(ほのお)を出しているものを火とよんでいるけど、炭火や電熱線のように、赤くなるだけで炎が出ないものも火だよ。

「燃える」っていうのは、ものから熱と光が出ているようすだ。火が明るく光るのは、燃えているものが高温になっているからだよ。ものはすべて小さな粒子(りゅうし)でできていて、ものが燃えると粒子が振動(しんどう)して熱くなる。その振動は大きくなるほど、温度が高くなるんだ。

枯(か)れ木に火をつけると、火は燃え広がる。木が燃えると熱が出て、木の中にある燃える物質が気体になり、その気体が燃えるとまた大きな炎になるよ。燃え残った粒子は煙(けむり)になり、あとには灰(はい)が残る。灰は、木の中の燃えない物質(ぶっしつ)からできた「燃えかす」ってわけだよ。