JLPGAツアー第9戦「パナソニックオープンレディースゴルフトーナメント」が千葉県市原市の浜野ゴルフクラブで3年ぶりに有観客で開催され、雨が降る日や風が強い日もある中3日間を通してたくさんのギャラリーが訪れた。

最終日は、単独首位でスタートした経験豊富なテレサ・ルー選手、地元千葉県出身の西郷真央選手、仲宗根澄香選手と注目の最終組。
序盤から各選手がバーディーラッシュをみせ上位を追いかけ、なかでも西村優菜選手は4番ホールから5連続バーディーを奪うなど、順位の入れ替えが激しい展開となった。
後半に入るとテレサ・ルー、西郷に加え前週優勝の高橋彩華選手の三つ巴となったが、パー4の15番ホールで2打目を直接カップに入れた西郷が局面を変えた。残り169ヤード、6番アイアンから放たれたショットはピン手前から転がり、カップへ吸い込まれ見事イーグル。最終ホールでダメ押しのバーディーパットを沈め、終わってみれば2位とは2打差をつけ優勝を挙げた。西郷は念願の地元優勝を果たし、これで今シーズン4勝目。わずか出場7試合での4勝はシーズン最短記録となった。

会場では、9番ホールの名物「ザ・ギャラリーホール」などの様々なイベントが行われ選手の見事なプレーと共に会場が盛り上がり、盛況のうちに幕を閉じた。