環境マネジメントシステム(EMS)を基盤とした環境経営の実践

当社グループは環境経営の基本として、1998年度にグローバル全製造事業場でEMSを構築し、以降、ISO14001の認証取得を継続してきました。
そしてグローバルでの環境経営をさらに強化するため、非製造事業場も対象とした全拠点でEMSを構築し、原則としてISO14001認証を取得しています。2011年10月に、グローバルで環境基本規定に基づくEMSの構築を目指し、製造系、販売・サービス系、本社系など業務形態ごとのEMSの考え方をまとめた「EMS構築ガイドライン」を発行し、これに基づきグループ全体でGREEN IMPACT PLAN 2024の達成を目指し、環境経営を進めています。

パナソニック オートモーティブシステムズ(株)・パナソニック インダストリー(株)・パナソニック エナジー(株)では、EMSの基礎を学ぶEMS説明会や、内部監査員、主任監査員を目指すレベル別の監査員養成研修を実施しています。2020年度からはコロナ禍のために従来の集合形式での研修ができなかったため、リモート形式で実施しています。リモート形式で実施することで今まで時間的に出席が難しかった社員が積極的に参加し、高い研修効果をあげることができました。事業会社主催の内部監査でもリモートを活用し、新型コロナの感染予防と現場のマネジメント改善を両立させています。

ISO14001認証取得状況(2023年3月31日時点)

地域 認証取得数※1 合計
製造 非製造
日本 19 10 29
北米・中南米 14 0 14
欧州・CIS 7 1 8
東南アジア・大洋州 39 8 47
中国・北東アジア 43 1 44
インド・南アジア・中東阿 6 1 7
合計 128 21 149

※1 統合認証を含む。事業や拠点の統廃合、統合認証に推進したため、取得数は毎年変動。