任せて任せず

「好きこそものの上手なれ」という言葉がありますが、人に仕事を任せる場合、原則としては、こういう仕事をやりたいと思っている人にその仕事を任せる、ということがいいのではないかと思います。
しかし、任せてはいるけれども、たえず頭の中で気になっている。そこでときに報告を求め、問題がある場合には、適切な助言や指示をしていく。それが経営者のあるべき姿だと思います。
これは言いかえますと”任せて任せず“ということになると思います。任せて任せずというのは、文字どおり“任せた”のであって、決して放り出したのではないということです。

出典:『経営のコツここなりと気づいた価値は百万両』